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テヒョンくんは意外と真面目。

それに気がついたのは夜中だった。




3年ぶりに出会った私たちはお互いの了承も得ずにベッドへ入るなり抱き合った。

最初は優しくしようと頑張っていたテヒョンくんも後から無我夢中で動いていた。

何度名前を呼ばれたか分からない。

うわごとのように耳元で私の名前を呟く彼の声は、私の涙腺を崩壊させた。

突然泣き出した私にギョッとして「痛い?」「どうしたの?」と慌てふためく彼ですら、愛おしかった。

「幸せすぎて泣ける」そう言うとテヒョンくんはぽかんとしていた。

でも嬉しそうに私の首筋に顔を埋めて来る彼は、私と同じくらい幸せそうに微笑んでいた。


テヒョンくんは若い。

とっても元気だ。

まさか4回もするなんて思っていなかった。

最後の方、私は半分眠っていただろう。



そして夜中にふと目を覚ました時だった。

隣にテヒョンくんがいないことに気がつく。

3年前のことを思い出し、恐ろしくなって飛び起きた。

すると少し離れたところから「Aちゃん?」とテヒョンくんの声が聞こえて安心する。

声がした方を向けば、テーブルで小さな灯りを頼りになにやらしているテヒョンくんがいた。

「なにしてるの?」

毛布をかぶって近づいてみると、ノートと教科書が広げられていた。

「起こしちゃった?」

「ううん。違うよ。大丈夫」

「そっか」

そう言ってノートに視線を落としてペンを走らせるテヒョンくん。

保育の勉強中だった。


「寝たら?明日起きれないよ?」

「んーん。これやってから。いつもこうだから気にしないで」

「うん、、、」


いつも家に帰ってから勉強しているんだろう。

今夜は私といたから出来なかったのかな。

そう思うと申し訳なかったし、何も言い返せない。

仕方なく1人で布団に戻り、もう一度目を瞑る。

もぞもぞとしていたら突然小さな灯りが消えた。


「やっぱり寝る。あと予習だけだったし。今日は特別な日だからやらなーい」

と子どもっぽく言いながらぎゅっと抱きついてきた。

布団の中がテヒョンくんの体温でどんどん温まって来る。

その温かさと彼の匂いでとっても落ち着けるのだ。

そっと目を閉じ、寝る姿勢に入ると早くもテヒョンくんの寝息が聞こえていた。

疲れているんだなあ。


テヒョンくんは意外と真面目だったみたい。

隠れて勉強して、私の前ではバカみたいに明るくて。優しい。

そんな彼が大好きだと再確認した。



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ソラン(プロフ) - さん» わああありがとうございます!助かりました^ ^ (2017年1月23日 22時) (レス) id: 8103dd882b (このIDを非表示/違反報告)
- オリフラ外し忘れてますよ (2017年1月23日 21時) (レス) id: 6990a14325 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ソラン | 作成日時:2017年1月23日 19時

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