96 ページ46
.
朝、出社してすぐパソコンを開くとどこからかジミンくんが現れた。
「おはようジミンくん」
「おはようございます」
にっこり笑うジミンくんは小脇に小型ノートパソコンを携えている。
「色調補正したのでチェックしてください」
そう言ってずい、と私に近づいてくる。
ノートパソコンは小さいし近づかなきゃ見れないんだけど。
「パソコンにメールで送ってくれたらよかったのに」
「俺、Aさんのパソコンのメールアドレス知りませんもん」
そう言えばそうでした。
仕事のためにカトクは交換していたけど、メールアドレスは教えるのを忘れていた。
「ごめんごめん、教えるね。
カトクでアドレス送るから」
「ありがとうございます。ところで、、、」
「はい？」
ジミンくんはテヒョンくんに似た笑みを浮かべた。
「ちょっと前からですけどAヌナ、テヒョナと同じボディミスト付けてますよね？」
社内ということを配慮したんだろう。
こっそりとそう告げた。
「わ、わかるの！？」
「そりゃあ分かりますよ。俺のと同じブランドですから」
あ、やっぱりその話の友達はテヒョンくんだったのか。
「うん、なんかもらった」
「マーキング、、、」
ぶぶ、と吹き出すジミンくんを無視して画像のチェックを始める。
「ちょっとこれ他の写真より青くない？」
「ですよね？これ使います？」
「うーん、、決めるのはクライアントだし、一応こっちも変えておいて。
あとCMYKでも細かくチェックしてね」
「はい！もちろんです。今度はメールで送りますね」
にっこり笑ってジミンくんは自分の持ち場へ戻って行った。
とりあえずジミンくんにパソコンのメールアドレスをカトクで送信しなくては。
カトクをこっそり開くとジョングクから通知が来ていて驚く。
《明日行くね〜》
や、なんでだよ！！！
《え、なんで？》
《テヒョンヒョンと遊ぶ約束したから》
《テヒョンくんと何して遊ぶの？？！》
《ヌナの家でゲーム》
ふ、ふざけるな、、、！
ふるふる震える拳を押さえつける。
いつの間にそんなに仲良くなっているんだ。
そして明日は私は仕事で家にいない。
実の弟と彼氏が私の家で遊ぶなんて、なんかカオスじゃない？
《テヒョンくん、明日ジョングクと遊ぶの？》
《うん！》
《荒らしたりしないでね》
《うん！》
ちゃんと分かってるんだろうか？
もしベッド脇の戸棚を開けられたらどうしよう。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1169人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ソラン(プロフ) - さん» わああありがとうございます！助かりました^ ^ (2017年1月23日 22時) (
レス) id: 8103dd882b (このIDを非表示/違反報告)
- オリフラ外し忘れてますよ (2017年1月23日 21時) (レス) id: 6990a14325 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ソラン
| 作成日時：2017年1月23日 19時
