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私は自分が歌う番が来るまでひたすらチーズと酒を吸収していた。
テヒョンくんが「よく飲むね〜」とちょっと嬉しそうなのは、私と初めて寝た時もこんなシュチュエーションだったからだろう。
きっと彼は今夜の情事に期待してる。
「次はAさんですよー！」
ソヒョンにマイクを渡されてパッと立ち上がる。
実はテヒョンくんほどではないけど歌うことに自信はある。
会社の二次会三次会はカラオケが多く、曲のレパートリーも増えた。
基本上司の年代で有名な曲や流行った曲を調べてあらかじめ、練習しておく。
そして宴会で歌うと上司ウケがいいのだ。
今日は割と年代が近い人たちだから、そこまで古い歌はうたわないとして。
「わ、Aちゃん俺たちの世代の歌じゃーん！」
早くもホソクさんとユンギさんはキラキラした目で私を見ている。
ふふふ。
歌い終わるとホソクさんユンギさんから拍手。
ソヒョンは曲が知らないらしいが「すごいです〜」と私にくっついてきた。
テヒョンくんも
「その曲知らないけどAちゃんが歌うまいのは分かった！」
とパチパチ拍手してくれた。
「よーし！じゃ、おれ！」
テヒョンくんが両手に持っていたポテトをすぐに口に入れ咀嚼し、マイクを持って立ち上がった。
さっき聞いた話によると、私以外はテヒョンくんとカラオケに行ったことがあるらしい。
ソヒョンはサッとスマートフォンで動画を撮る準備をしているし、ホソクさんとユンギさんは既に視聴モードに入っている。
その場の空気でテヒョンくんが上手いということが既に分かった。
どんなに上手いんだろう、、、？
ドキドキしながら画面を見ると、予想通りラブソングだった。
チラッと私を見てにこっと笑うテヒョンくん。
「I heard that you're 、、、」
テヒョンくんの歌声は私の想像を超えていた。
あの心地いい低音が、とっても気持ちよく耳に届いた。
綺麗な歌声で私は思わず涙が溢れそうになる。
色んな人とカラオケに来たことはあるけど、こんなに素敵な歌声の人は初めてかもしれない。
呆然と聞いていたら、いつの間にか曲が終わってしまった。
もっと聞いていたかった。
率直にそう思った。
私の横にぺたーっとくっつくテヒョンくん。
「ねね、どうだった？感動した？」
「もう、素敵すぎて、言葉が出ないよ、、、」
「あはは！やっぱり？」
テヒョンくんは私のそんなつまらない感想でも満面の笑みで喜んでくれた。
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ソラン(プロフ) - さん» わああありがとうございます！助かりました^ ^ (2017年1月23日 22時) (
レス) id: 8103dd882b (このIDを非表示/違反報告)
- オリフラ外し忘れてますよ (2017年1月23日 21時) (レス) id: 6990a14325 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソラン
| 作成日時：2017年1月23日 19時
