検索窓
今日:44 hit、昨日:34 hit、合計:449,274 hit

+++++ ページ3

.


「自分が楽しみたいが為に自ら裏の裏まで根回しして、私たちは騙されてる、あいつの思うように振り回されてるってことに気づかないであいつのオモチャにされるんですよね」



はぁ、とため息を吐いた



「だから今回のがメフィスト相手だったのならアズール先輩の様にうっかりヒントを漏らしてしまうと言うよりもわざとヒントを与えてこうしてみんなで話し合いしてるのを予想してニヤニヤしてますね」

「悪魔ってタチ悪い」



だからこそ悪の魔と書いて"悪魔" なんて呼ばれてるんでしょう?とAは苦笑い



「思ったんだけど、Aちゃんのユニーク魔法…
無効化する方でイソギンチャクどうにかならないの?」

「え?………どうだろ」

「そうだ!その手があったんだゾ!
A!やってみるんだゾ!」

「………期待しないでよ?」



私は『虚無界』を発動させてみるも、特にグリムのイソギンチャクには変わりはない



「ふな゛〜!消えない!!!」

「あー……多分私の『虚無界』はアズール先輩みたいな強制力強めなものには効かないのかな」

「もしくは既に契約は成立したもんだからその間関係に入り込むことが出来ない可能性もあるなァ」

「なるほど」

「なんにせよ、金庫から契約書を持ち出してみれば話は早そうだな」









──────
───────────
────────────────









昨日のことを話せば、アズール先輩は驚いたように目を見開いた



「ユウさんが………!?
それになぜAさん、貴女まで!!
なぜだ、なぜ僕の邪魔ばかりしてくる!?
イソギンチャクから解放したって何の得もないだろう!?」

「それについては俺も同意だな。………そこでだ。
なあアズール。俺と取り引きしようぜ」



レオナさんの言葉に、私はキョトンとした
けれどそれは私だけでなく、話をもちかけられたアズール先輩も同様で



「…………は?」



アズール先輩もまた、随分と間抜けな顔をしていた



「この契約書をお前に返したら、お前は俺に何を差し出す?」

「な、なんでもします。
テストの対策ノートでも卒業論文の代筆でも、出席日数の水増しでも、なんでもあなたの願いを叶えます!」

「なるほど、実に魅力的な申し出だ」



.

+++++→←+++++



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (337 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1531人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

(プロフ) - 名無し13705号さん» ありがとうございます!更新頑張りますね^^* (2020年7月7日 16時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - みおさん» たまには青エクの話入れないとクロスオーバーにならないと思いまして笑 泣き止んでくださいな笑笑 (2020年7月7日 16時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
名無し13705号(プロフ) - 今後の展開楽しみです!体に気をつけて頑張ってください!更新待ってます! (2020年7月6日 23時) (レス) id: 33de3eef08 (このIDを非表示/違反報告)
みお(プロフ) - 獅郎のことが出てきて、最近の話も出てきて、もう泣きそうです!嘘です、泣いてます…!! (2020年7月6日 18時) (レス) id: e5923a196b (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 哭狼さん» いえいえ、お気になさらず!大丈夫ですよ(*^^*) きっとこうしてヒロインは事実上の奥さんになっていくんでしょうかね笑 (2020年7月2日 16時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2020年6月30日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。