結局シリアル ページ40
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私を取り巻く暗闇。
不思議と圧迫感は無く、霧の中に放り込まれたような感覚だった。
暗闇はやがて薄れていく。
数秒後には、私を覆っていた霧は消え、古いBARが飴色の照明に照らされていた。
すぐ近くには、敵連合のリーダーである死柄木さん。
カウンターには黒霧さん。
死柄木さんは無言で一つの席に腰掛けた。
私はサッと辺りを見回し、それから死柄木さんのすぐ隣の席に腰掛ける。
黒霧さんは以外そうに揺らめいたが、何も言わなかった。
しばらく、無言が続く。
古いジャズの曲が、重たい雰囲気を醸し出していた。
────
「……それで？」
たっぷり十分。
私は黒霧さんが差し出した水を眺めながら口を開いた。
「私を
「…………」
死柄木さんは無言を貫く。
いや何故に(真顔)
私を脅してまで(あれを脅しというのか)ここに連れてきた理由は？
なんとなくとか言いませんよね？？
殺したいからとかそんなんでいいので理由を教えてください！！←
「……興味が、湧いたから」
「興味？」
ポツポツと、言葉を紡ぐ死柄木さん。
私は思わず聞き返した。
「無個性なのに、雄英体育祭で一位になるほどの実力。それに、興味が湧いたから」
思わず、それだけ！？とツッコミたくなったのを堪える。
いや、しかし。
そんなことの為に死柄木さんは私をここに連れてきたのか？
うん、死柄木さんならやりそう。
猫並の気まぐれ持ってそうだし。
そして再び訪れる沈黙。
これといって話すことも無いし、私は帰っていいかな？
いいよね(圧)
「帰っても？」
「ダメ」
なんでだよ(真顔)
あとダメってなんだ可愛いな(本心)
「てか、無事に帰れるとか思ってんの？」
「思ってますね」
シリアスっぽい雰囲気だったから即答してやったぜ←
しかも本心だし←
体育祭一位舐めんなよ！！
だからそんな殺気出さないで死柄木ｻｧﾝ
言い訳がましく、私は言葉を紡ぐ。
「…第一に、この空間自体が緩いので」
「緩い？」
アッ首傾げクソかわ(真顔)
萌え殺す気なのかな？？
「ス○ッチとか出しっぱなしな空間じゃ、シリアスもシリアルになりますよ、ええ」
「…………」
マ○オがありますね、レトロゲーすきなんですか。なんて、冗談を交えながらスイ○チを指差す。
死柄木さん一瞬ヤベッて顔したでしょ。
私は見逃してないぞ。
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青折り紙 - ま、まさか…フィクサー!? (2021年10月24日 8時) (
レス) id: 157c6e138f (このIDを非表示/違反報告)
絶 - USJ部分見たかった(´･ω･`)ｼｮﾎﾞｰﾝ (2020年9月9日 19時) (レス) id: a929c5d209 (このIDを非表示/違反報告)
みみ美 - あのお！！好きです！！いや好きです！頑張ってください！！ (2020年8月1日 19時) (レス) id: f8072227e7 (このIDを非表示/違反報告)
りつ@鉛筆(プロフ) - いや、好き、頑張ってください (2020年4月11日 17時) (レス) id: 026de477cb (このIDを非表示/違反報告)
雪狐 - 幸せの花と片羽の蝶って小説版の題名ですよね (2020年4月2日 22時) (レス) id: 99f545fffc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：心哀雪 | 作成日時：2020年3月1日 15時
