今日から一緒に暮らします

▼（玲於） ページ22

玲於side


家に帰ったら、ねおが血を流して倒れてた
犯人は、亜嵐君が押さえてた輝星



ねおが痛がってて、血も流れてるから
救急車で運ばれた




医「どうしたんですか？」





「友達にやられたみたいで…」




看「処置しますので、こちらでお待ち下さい」




「はい」



暫くして




医「お父さんお母さん。ねお君は大丈夫です」




「そうですか…」




柚「良かった！(泣)」





医「どんな子と喧嘩したんですか？」





「えっ？」




医「血は出ていましたが、頭を切っている訳でも
ないですし、殴られたであろう場所も命には
関わらないとこでした。折れやすいとこも
脳のとこも、何もされてませんでした…
ここまで正確な場所を殴るとは…
格闘技をやっている子くらいですよ」





「そうですか…じゃあ」




医「骨も無事ですし、帰って大丈夫ですよ」




「ありがとうございました」




医「喧嘩は程々にと伝えてください(笑)」





「はい」





「柚、ねお、帰ろう」





於「うん」




タクシーの中で




「どうして、こんなことになった？」





於「無視するから、引き留めたくて…
少し押した」




「それだけ？」




於「そしたら、殴られて…」





「お前も殴ったの？」




於「殴ろうと思ったけど交わされて…
やられた」





「そうか…」




於「俺、悪くないよ！ｯたたた…」




「骨は大丈夫だけど
傷はあるから大人しくしてろ」




於「パパ、俺悪くないって！」




「わかった！わかったから
キラにはちゃんと話すから」




柚「ねおは、ママと寝ようね」




於「うん」




輝星…


お前は、一体何者だ…




ｶﾞﾁｬ



「ただいま」





亜「お帰り！ねお、大丈夫？」




柚「うん」




於「大丈夫」




柚「とりあえず、お風呂入れて寝るね」




亜「わかった」




龍「玲於、皆で話そうか」




「あぁ」




亜「医者はなんだって？」




「格闘技やってる子と喧嘩したのか？って」





龍「何で？」





「脳とか、骨とか折れやすいとこは
何もされてないって。ちゃんと大丈夫な
場所をわかった上で殴られたって」






裕「キラが格闘技経験者って事？」




隼「そうなりますね」





メ「喧嘩の原因は？」




「ねおがキラに無視されて
引き留めたくて押したんだって。
そしたら殴られたって」





亜「結構、怒りやすいのかな…」




「ねおは殴ろうとしたけど交わされて
殴ってない。一方的にやられた」

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