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「嘘じゃん……」
20分の1で当たる？と溜息をつきながら頭を抱える。率先して前に出るタイプでも無いしと自分のくじ運を憂いた。ペアとなるもう一人を探すために教室中を見渡すが、ほとんどがはずれ(むしろそちらの方が当たりだと思う)に喜んでいる。
その中に、天を仰ぐ男子がひとり。
「大城、もしかして」
「委員なったわ……あたりって書いてある。いやはずれでしょこれ」
「実は私も引いたんだよね」
お互いにくじを見せ合うと、大城は少し笑みを浮かべた。
「マジか」
「でも大城ならよかった。席隣だし」
「俺もAでよかった」
とは言っても委員を任されることの責任の重さとくじ引きへの疑念を感じ頬杖をつく。先生に「当たった人誰ー？」と呼びかけられたためふたりで挙手をした。
「Aと卓三な！よろしく頼むわ！」
クラスメイトの好奇の目にあてられつつ、そうやって先生に笑いかけられると嬉しくなってしまう。全くずるい話だ。
「じゃ、あとは任せるわ。出し物みんなで考えてな」
そう言って先生は私と大城をちょいちょいと手招きをして前に来させる。
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てまり(プロフ) - コバさん» はじめまして！そう言って頂けて嬉しいです☺️ ありがとうございます！ (3月21日 23時) (
レス) id: d524f429ae (このIDを非表示/違反報告)
コバ - はじめまして！青春って感じがして読むのがワクワクします🤤 (3月20日 0時) (レス) id: e88cbb1189 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：てまり | 作成日時：2024年3月19日 21時
