検索窓
今日:1 hit、昨日:6 hit、合計:3,521 hit

第六話 ページ6

ピンポーン…

「…はい」
「昴さん、僕だよー!開けてー!」

うわ、やば…

そうじゃん、忘れてた。

ここの住人を…


カチャリと玄関の扉があき、現れたイケメン。

彼の名は沖矢昴こと、赤井秀一である。


コナンくん、私がたとえ怪しい人物だとしても、赤井さんならいいやって思ってここに連れてきたでしょ?

困ってて大変そうだな…でも、演技かもしれないな…うーん、そうだ!赤井さんがいるじゃないか!っていう思考回路したんでしょ?


赤井さんと過ごしてて、トリップしてきたのバレない自信ないんですけど…

むしろ、バレる自信しかないんですけど!!


「おや、そちらの女性は?」

「Aさんだよ!記憶がなくて困ってるんだって!」

「それは大変だ、どうぞ、中へ」

『お、お邪魔します…』


家の中は、正しくアニメ通りでやっぱり感動した。
感動しすぎて泣かなかったことを褒めたい。

ソファに座るのとか、私なんかが座っていいのか分からなくて内心ドッキドキである。

いや、まあ、怪しまれないために、普通に座ったけども…

「こちらが、AAさん。さっき公園で出会ったんだ。それで、こちらが…」

「沖矢昴です。よろしくお願いします。記憶がないとはどうされたんですか?」


コナンくんが分かりやすく昴さんに状況を説明し始めた。自分の事なのに、変に口出しした方が分かりにくくなりそうだったから、ひたすらうんうんと頷いていた。


「それは、大変でしたね。どうぞ、記憶が戻るまでこの家に泊まってください」

『え、いいんですか?』

「はい、僕もここの家主ではなく、居候の身なので偉そうには言えませんが、部屋は余ってますし、家主の方にも後ほど連絡しますが、とても優しい方なので大丈夫だと思いますよ」

『あ、ありがとうございます』

「僕も一人で住むには広くて寂しかったので、歓迎しますよ」


嘘つけ。

絶対、面倒なの増えたって思ってるくせに。


一人の時間とか苦じゃないくせに

むしろ、好きなくせに!!!


「Aさん、よかったね!」

コナンくんが隣でにこにこしながら見つめてきて、その可愛いほっぺを無性につねりたくなったが、今はその時ではないと思い、笑顔で頷いておいた。

第七話→←第五話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (4 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
10人がお気に入り
設定タグ:名探偵コナン , 降谷零 , 安室透   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:海扇 | 作成日時:2019年7月18日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。