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お母さんは床屋さん3 ページ3

次の日の放課後、ドーナツを食べて気分が好調した私はそのまま欲しかったアクセサリーを買った









お母さんにこれ使ってアレンジしてもらおうとルンルンで家へ帰る
日が落ち、少し暗くなった小さな商店街はほとんど人がおらず寂しい雰囲気だった




すると目の前にフラフラと歩く人影が
酔っ払ったサラリーマンかな?と思って駆け寄っていく









『あっくん!?』


「はは、よぉ」









顔がありえないくらい腫れて血だらけになったあっくんだった
とりあえず家に行こうと手を引く
お母さんはまだ下にいるようで家の電気は着いていなかった


あっくんをリビングのソファに座らせて傷の手当をする









『ねぇこれなに?どうしたの?』


「ちょっとな、」


『ちょっとなじゃわかんないから!!』


「…喧嘩」


『はぁ!?喧嘩!!!?』


「声でけーよA」









昨日言ってたヤツかと記憶がよみがえる
黙々と消毒しては手当をする私を見てあっくんが頭を撫でてくれた









『………今私怒ってるからね』


「知ってる。悪ぃな」


『………うん』









あっくんは私の買ってきたアクセサリー、髪留めに手を伸ばした








「これ買ってきたやつ?」


『もう!動かないで!そうだけど!!!』









慣れない手当を終えると自分のクシを使い私の髪をあっくんがときはじめた









『え、なに……』


「お礼」









鏡を見れば買ってきた髪留めを使い可愛らしいアレンジが施されていた
びっくりしてあっくん見れば照れくさそうに笑った









「俺美容師になりたくて。こっそり練習してた」


『す、すごい……』









もはや語彙力なんてどうでもいい。すごいとしか言えなかった

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める(プロフ) - むかんさん» ありがとうございます!そう言って貰えるのが1番嬉しいです(;;)更新頑張ります.ᐟ.ᐟ (2022年7月18日 0時) (レス) id: b611fab493 (このIDを非表示/違反報告)
むかん - 面白いです。続き待ってます! (2022年7月10日 19時) (レス) id: 007d857ef0 (このIDを非表示/違反報告)
める(プロフ) - SMさん» コメントありがとうございます!そう言って貰えて嬉れしいです;;更新頑張ります‪.ᐟ‪.ᐟ (2021年12月11日 17時) (レス) id: 665f388fcb (このIDを非表示/違反報告)
SM - あっくん大好きです!更新頑張ってください! (2021年12月10日 19時) (レス) @page29 id: 5666071de4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:める | 作成日時:2021年9月26日 0時

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