101話 ページ9
七海が器用に消毒液をかけてくれる。
『……痛い。』
七海「自業自得です。我慢して下さい。」
とか言いながらも、さっきよりも丁寧に消毒をかけてくれる七海は優しい。
最後に絆創膏を貼ってくれた。
手を握ったり開いたりして確認する。
自分で貼るよりも丁寧に貼られていて、どれだけ手先が器用かが伺える。
『ありがとう。』
七海「いいえ、貴方にはあの時の借りがあるので。」
『借り……？あぁ、まだそんな事気にしてんの？前も言ったけど、後輩を守るのは当たり前なんだって。』
七海「……自分を犠牲にしてまで、ですか？」
『え？』
七海「補助監督から聞きました。貴方、体調が悪かったんですよね？下手したらあのまま、目覚めなかったかもしれないんです。」
七海が暗い顔で真剣に話している。
私も姿勢を整え、真剣に七海の話を聞く。
七海「そこまでして、私達を生かす理由なんてありますか。」
七海達を助けた理由……？
理由なんて考えた事なかった………。
数秒考えて口を開いて言った。
『う〜ん、理由ってそんな大事？』
七海「は？」
私の回答に豆鉄砲を喰らった鳩のような顔をする七海。
『私は私の助けられる範囲の人間は全員助ける、それは五条に灰原、勿論七海だって含まれてる。』
『それが私の呪術師としての生き方だから!!』
そう言って微笑むと七海は目を見開いて私を見た後、顔を逸らした。
七海「なるほど、五条さん達が惚れるわけだ。」ﾎﾞｿｯ
『ん？何て言った？』
七海「何でも無いです。手当ても終わったわけですし、早く準備しましょう。」
リビングに向かって歩き出した時、ちょうどドアが開き私の額にぶつかった。
………痛い。
灰原「あ、すみません!!大丈夫ですか？」
ドアを開けたのは灰原で、勢い良く謝ってきた。
灰原「五条さん達、帰ってきたので呼びに来たんですけど……」
『そっか、呼びに来てくれてありがとう。じゃ、戻ろうか。』
七海「私は灰原と話したいことがあるので、先に戻っておいて下さい。」
七海は灰原と話すために残るようだ。
『はーい。』
2人の空間を作ってあげるために、邪魔者は退散っと……！
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マニ。(プロフ) - ルルリアさん» ✉️。全然！いいですよ！ボードの返事送りましたので返事待ってますね！ボードの返事お待ちしています💖 (1月1日 2時) (
レス) id: c4b8377817 (このIDを非表示/違反報告)
ルルリア(プロフ) - マニ。さん» マニ。様、誘ってくださりありがとうございます。“お話”しましょ！！でも、今年から私の受験生ライフがスタートするので、時間を見つけての会話になってくると思いますが、それでもよろしいでしょうか？これからも更新頑張ります！コメントありがとうございました！！ (1月1日 1時) (レス) id: f93afeb2da (このIDを非表示/違反報告)
マニ。(プロフ) - ルルリアさん» ✉️。こんにちは、とても面白いです！もしよろしければ一緒にボードで会話しませんか？お返事お待ちしています。💦、これからも更新応援してます！☺️💖 (1月1日 1時) (レス) id: c4b8377817 (このIDを非表示/違反報告)
ルルリア(プロフ) - 福岡県様、コメントありがとうございます！どんどん見入っちゃって構いません！眠気を吹き飛ばして授業がんば🔥これからも読んで下さいね((圧 (12月22日 17時) (レス) id: f93afeb2da (このIDを非表示/違反報告)
福岡県 - コメント失礼します。とても面白く見入ってしまいました！この作品を授業中に思い出して、眠気を吹き飛ばして頑張ります。更新頑張って下さいね((圧 (12月21日 19時) (レス) id: 82506cf20c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜ルカ | 作成日時：2023年10月27日 1時
