98話 ページ6
医務室の前まで来て、息を整える。
中からは、夏油さんや家入さんの声が聞こえてくる。
『失礼します!!Aさんが起きたのって本当ですか!?』
緊張する手を落ち着かせて深呼吸をし、いざ入ると窓の外の眩しい光で照らされてるAさんがいた。
僕と同じで、体が上手く動かせないのかベッドの上に座って話している。
七海「灰原、ここは医務室なのでもう少し静かにしましょう。」
あまりに大きい僕の声量に七海が注意したが、今はそんなのどうでもいい。
Aさんが僕の前にいる。ちゃんと話してる、ちゃんと座ってる。
昨日まで、寝てたのが嘘みたいだ!!
七海「あの時は助けて頂きありがとうございます。Aさんが居なかったら私達は今頃＿＿＿＿」
七海と一緒に直角に頭を下げて、感謝する。
Aさんが来てくれなかったら、僕達は考えたくもない未来が広がっていたはず。
Aさんは僕達の命の恩人なんだ。
A「いいの、いいの!!後輩を助けるのが先輩の役目だからさ。それに2人はこれからも強くなる。私は君達を期待してるよ。」
正直、Aさんから何を言われてもやり遂げる、そんぐらいの覚悟があった。
それでも、見返りを求めたり威張ったりせず、優しい言葉をかけてくれた。
そんなAさんを改めて尊敬する。
七海「………はい。」
『必ず夕芽さんを守れるように強くなります!!なので待っていて下さい!!』
今度は僕がAさんを守る番だ!!
こうしちゃいられない。早くリハビリを終わらせて、鍛錬をしたい!!
自分で自分に気合を入れてると、夏油さんや五条さんから敵意……というか、殺意というか邪悪な物を感じて、ビックリする。
『(え!?僕なんかやらかしたっけ!?)』
硝子「これが天然か……。ドンマイ、クズ共。」
イマイチ意味が分からず、戸惑っていると家入さんと七海から溜め息をつかれ、呆れられてしまった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 241人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
マニ。(プロフ) - ルルリアさん» ✉️。全然！いいですよ！ボードの返事送りましたので返事待ってますね！ボードの返事お待ちしています💖 (1月1日 2時) (
レス) id: c4b8377817 (このIDを非表示/違反報告)
ルルリア(プロフ) - マニ。さん» マニ。様、誘ってくださりありがとうございます。“お話”しましょ！！でも、今年から私の受験生ライフがスタートするので、時間を見つけての会話になってくると思いますが、それでもよろしいでしょうか？これからも更新頑張ります！コメントありがとうございました！！ (1月1日 1時) (レス) id: f93afeb2da (このIDを非表示/違反報告)
マニ。(プロフ) - ルルリアさん» ✉️。こんにちは、とても面白いです！もしよろしければ一緒にボードで会話しませんか？お返事お待ちしています。💦、これからも更新応援してます！☺️💖 (1月1日 1時) (レス) id: c4b8377817 (このIDを非表示/違反報告)
ルルリア(プロフ) - 福岡県様、コメントありがとうございます！どんどん見入っちゃって構いません！眠気を吹き飛ばして授業がんば🔥これからも読んで下さいね((圧 (12月22日 17時) (レス) id: f93afeb2da (このIDを非表示/違反報告)
福岡県 - コメント失礼します。とても面白く見入ってしまいました！この作品を授業中に思い出して、眠気を吹き飛ばして頑張ります。更新頑張って下さいね((圧 (12月21日 19時) (レス) id: 82506cf20c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：夜ルカ | 作成日時：2023年10月27日 1時
