96話 ページ4
微かに香る医薬品の匂い。
そして、見覚えのある天井。
『……………。』
そうだ、ここは高専の医務室だ。
起き上がろうとするも、体が固まっていて上手く動かせない。
僕、助かったんだ。
Aさんが代わりに祓ってくれたのかな？
Aさんが来てくれなかったら、僕は死んでたはず。後でお礼を言わないとなぁ。
ドアが開く音が聞こえ、視線だけ向ける。
七海「灰……原？」
七海の不安そうな、か細い声が静寂の医務室に響いた。
七海「……いや、幻覚か。灰原がこんなに静かなはずがない。」
『ちょっと、七海!!失礼だよ、それは!!』
七海「は……？」
滅多に見ることがない、七海のアホ面に声をあげて笑ってしまう。
硝子「おい、七海。誰と話してるんだ……って灰原か。おはよう。」
『はい、おはようございます!!良い朝ですね!!』
七海「はぁ…今は12時半、立派な昼。それよりも寝すぎです。」
『何日ぐらい寝てた？』
硝子「えーと……ざっと、2週間ってとこ。」
『……はっ!!つまり、僕は42食分以上ものご飯を食べてないってことだ!!』
七海「相変わらず能天気ですね。まずは、リハビリからでしょう。貴方が居ないと教室が静かなので早く治して下さい。」
七海の裏にある優しさに一人感動していると、扉が開きハイスペックスな最強二人組が入って来た。
悟「も〜七海ったら〜!!もうちょっと素直になれよ〜。寂しかったんだろ〜？」
七海「げ、聞いてたんですか。私はただ、クソ程ウザい先輩方に一人標的にされて絡まれてるから、代わって欲しいだけですよ。」
傑「だそうだけど……どう思う？灰原。」
ニコリと薄く笑った夏油さん。
七海が僕を身代わりにするために回復して欲しいのは残念だけど、そもそもは………
『先輩方がウザ絡みするのがいけないんだと思います!!』
すると、さっきまで七海にちょっかいを出して嫌がられていた五条さんが此方を向いて僕を見た。
悟「言うようになったな〜灰原ぁ。この五条先輩が灰原にも構ってやるよ。」
『そういえば、Aさんは何処に……？』
五条さんの言葉を無視して、質問すると皆そろって動きを止めて固まってしまった。
一体どうしたんだろ……。
硝子「灰原言いにくいが、Aはあの任務から意識不明だ。もう一生目覚めないかもしれない。」
僕は家入さんのその言葉に頭が真っ白になった。
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マニ。(プロフ) - ルルリアさん» ✉️。全然！いいですよ！ボードの返事送りましたので返事待ってますね！ボードの返事お待ちしています💖 (1月1日 2時) (
レス) id: c4b8377817 (このIDを非表示/違反報告)
ルルリア(プロフ) - マニ。さん» マニ。様、誘ってくださりありがとうございます。“お話”しましょ！！でも、今年から私の受験生ライフがスタートするので、時間を見つけての会話になってくると思いますが、それでもよろしいでしょうか？これからも更新頑張ります！コメントありがとうございました！！ (1月1日 1時) (レス) id: f93afeb2da (このIDを非表示/違反報告)
マニ。(プロフ) - ルルリアさん» ✉️。こんにちは、とても面白いです！もしよろしければ一緒にボードで会話しませんか？お返事お待ちしています。💦、これからも更新応援してます！☺️💖 (1月1日 1時) (レス) id: c4b8377817 (このIDを非表示/違反報告)
ルルリア(プロフ) - 福岡県様、コメントありがとうございます！どんどん見入っちゃって構いません！眠気を吹き飛ばして授業がんば🔥これからも読んで下さいね((圧 (12月22日 17時) (レス) id: f93afeb2da (このIDを非表示/違反報告)
福岡県 - コメント失礼します。とても面白く見入ってしまいました！この作品を授業中に思い出して、眠気を吹き飛ばして頑張ります。更新頑張って下さいね((圧 (12月21日 19時) (レス) id: 82506cf20c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜ルカ | 作成日時：2023年10月27日 1時
