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「あれっ？もちさんとAちゃん！」
剣持先輩と二人で学校の近くを歩いていると、不破先輩の声が後ろから聞こえた
「不破先輩！」
私が不破先輩に大きく手を振ると、隣の剣持先輩が「ぷっ」と吹き出す。
「ちょ、それ不破先輩の前でやらないでくださいよ！」
「んふふ、無理かも」
「ちょっと！」
小声でそんな会話をしていると、走ってこちらに来た不破先輩が頭にハテナを浮かべている。
「なんかめっちゃ仲良くなっとる」
嬉しそうに笑う不破先輩。
剣持先輩が少し焦りながら「そ、そう？」と言った。あ、気使ってる
「マンションが隣だったんです」
「へぇ〜！めっちゃ偶然じゃん！」
不破先輩の後ろで「それ言っていいの！？」と言わんばかりの顔をしながら私を見る剣持先輩
「大丈夫ですよ」と言う意味で頷くけど、あんま伝わってるかは分からない
「じゃあ毎日一緒に来る感じなん？」
「あ、いや…別に毎日じゃ」
「はい！毎日です！」
剣持先輩の声を遮ってそう言うと、剣持先輩は小声で「は？」と言った。
剣持先輩は、不破先輩に勘違いされることを恐れているらしいけど、私は違う。
私は、剣持先輩と仲良くなればなるほど不破先輩と話す頻度が増えることを狙っている。
利用する様で申し訳ないけど、剣持先輩だしいいや
「…やっぱりめっちゃ仲良くなっとる！」
「んはは！」って笑う不破先輩
いつまで経っても「は？」って顔をする剣持先輩
不破先輩かっこいい。と思いながら笑う私
すごく楽しくなりそうな予感
前言撤回。やっぱり楽しくないかも
「ねぇ、あの子でしょ？派手髪の人と一緒にいるの…」
「え！あの紫の！？」
「あの子も不良なのかな…」
「こわ…」
私が教室に入ると、さっきまで騒がしかったのに急に静まり返ってざわざわとそんな声が聞こえてきた。
てか、不破先輩めちゃくちゃいい人だし
怖くないから…！？
なんて思っても、私は勇気がなくて話しかけることが出来なかった。
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白米(プロフ) - 豆腐ちゃんさん» ありがとうございます！笑 (2023年3月13日 10時) (
レス) id: 28dea4d994 (このIDを非表示/違反報告)
豆腐ちゃん - めちゃくちゃいい小説！愛した (2023年3月10日 21時) (レス) id: c43eafab12 (このIDを非表示/違反報告)
白米(プロフ) - 彩女さん» こちらこそ楽しみにしてくださってありがとうございます🙇🏻♀️😭 (2022年12月7日 23時) (レス) id: 28dea4d994 (このIDを非表示/違反報告)
彩女(プロフ) - 更新ありがとうございます！！不定期投稿とのことですが、楽しみにしてます！ (2022年9月28日 17時) (レス) @page22 id: 6d9ae995cd (このIDを非表示/違反報告)
白米(プロフ) - 課長封月Xさん» ありがとうございます！！ほんとですか！そう言って貰えて嬉しいです！✨ (2022年8月23日 22時) (レス) id: 28dea4d994 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白米
| 作成日時：2022年8月23日 0時
