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「じゃじゃーん！」
昨日の彼女とは別人のようだった。
なにやら、水族館のペアチケットをお父さんから貰ったらしい。
「おはよう…朝から元気ですね」
「これ！不破先輩と行きたいんです！」
昨日は、寝ようとしても頭の中に昨日のAが写って、まともに寝れなかった。
だから、寝不足気味だ
欠伸をしながら歩いていると、横を着いてきていたAが言う
「寝不足ですか？」
「うん、ちょっとね」
「珍しいですね」
「うん…」
「優等生なのに、漫画とか読み漁ってたんでしょ！」
「誰のせいだと…」
「え、私？LINEも送ってないですよね？」
「……間違えた。忘れて」
「？」
不思議そうに首を傾げるA。
何かを思い出したかのように、また僕の横を歩く
「てか、剣持先輩の寝不足の理由とかどうでも良くて」
「おい」
こっちは、なんでお前が頭の中から離れないのか知りたいんだよ。ふざけるな
って言ってやりたいけど、流石にやめてあげた
「水族館、行きたいんです。」
Aの瞳のハイライトが揺れる
ゆっくり瞬きをした
頬を少し赤く染めて、こちらを見る
また、心臓が波打った
なぜか危険な香りがして、急いで目をそらす。
「不破くんと？」
「うん」
もはや敬語も取れてきている彼女は、小さい声で照れながら言う。
けど、表情とは裏腹に今度は胸がギューッと握りつぶされそうだった。
なんなんだ、これ
「じゃあ、チケット貸して」
「？…分かりました」
「僕が2人に渡すよ。用事があっていけないからって」
「なるほど！頭良い！流石優等生！」
「ふふん。今回だけですからね。感謝してください」
「うわー…」
「引くな」
預かったチケットで彼女の頭を軽く叩いた。
「不破くんに用事があったらどうする？」
少し笑いながら言うと、彼女は迷いなく答えた
「二人で行きましょ」
「…え？」
「だって、勿体ないじゃないですか。折角のチケット」
「そうだけど」
「友達いないし」
「…」
「私は別に剣持先輩と話すの楽しいのでいいですけどね」
「ははっ、不破くん用事ありませんように」
「うわ最低」
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白米(プロフ) - 豆腐ちゃんさん» ありがとうございます！笑 (2023年3月13日 10時) (
レス) id: 28dea4d994 (このIDを非表示/違反報告)
豆腐ちゃん - めちゃくちゃいい小説！愛した (2023年3月10日 21時) (レス) id: c43eafab12 (このIDを非表示/違反報告)
白米(プロフ) - 彩女さん» こちらこそ楽しみにしてくださってありがとうございます🙇🏻♀️😭 (2022年12月7日 23時) (レス) id: 28dea4d994 (このIDを非表示/違反報告)
彩女(プロフ) - 更新ありがとうございます！！不定期投稿とのことですが、楽しみにしてます！ (2022年9月28日 17時) (レス) @page22 id: 6d9ae995cd (このIDを非表示/違反報告)
白米(プロフ) - 課長封月Xさん» ありがとうございます！！ほんとですか！そう言って貰えて嬉しいです！✨ (2022年8月23日 22時) (レス) id: 28dea4d994 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白米
| 作成日時：2022年8月23日 0時
