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捕まってから約1ヶ月
牢の中で食事もとらず、動ける力はほとんど無いのに
死ぬ事は出来なかった
浮かぶのは優しく笑う君だった
あぁ、僕の子はどんな顔をしているのだろう
きっと優しい子だ
JM 「会いたい、な、」
そう思う毎日を過ごしてきた
それでも僕はここから出してもらうことはなかった
彼女と生きる中でもう誰かを喰らうことさえ拒むようになって鬼という力を出すことも躊躇ってしまった
僕はもう死ぬ事は出来ないけれど人間だったと思う
・
JM 「ン、、、、ンン、」
SJ 「久しいな、ジミン」
JM 「ソ、ジュン、さん、、、」
牢の中で眠っていたはずの僕は何故かどこか懐かしい景色の中で眠っていた
JM 「どう、して、」
SJ 「、、、釈放だと、、、この村に渡しにきたよ、お前を」
JM 「そう、ですか、、、
ッ、!!!Aは、!!!?」
僕が必死に起き上がりそう問うとソジュンさんは寂しそうに目を伏せた
SJ 「、、、亡く、なったよ、、、
子を産んで直ぐに」
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Q(プロフ) - すごく引き込まれました…そしてユンギさんの代償は五感のうちどれか、というより全部?ジミンちゃんがただの遊びで鬼を追ってるのかも気になりました!!前の「あなただけで~」もめちゃくちゃ好きな話だったので、これからも頑張ってください!!! (2021年2月8日 15時) (レス) id: f8bc6e95fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いのみづちゃん | 作成日時:2021年1月20日 19時