２７ ページ28
｢、、、鬼は、殺処分されることが許されてたから
目の前で殺されちゃったの、｣
YG ｢、、、｣
｢テヒョンオンマとテヒョンアッパはね、謝る私に
テヒョンのそばに居てくれてありがとうって
笑ってくれたの、
それからすぐに2人は引っ越しちゃったけどね、｣
私の話を何も言わずにずっと聞いてくれていたユンギさん
この記憶は今でも鮮明に残った記憶
愛おしい弟のように可愛がってた子を殺してしまったのだから
YG ｢そのテヒョンってやつは、優しいんだな｣
｢うん、すごく優しい子だった、｣
あの笑顔が何よりも大好きだった
YG ｢鬼が怖くない理由はそれなのか？｣
｢うん、
というか、テヒョンみたいに優しい人はきっといるから
あの夜どうしてもユンギさんをただ怖い鬼って思えなかったの｣
YG ｢そうか、｣
あの日以来私は心を閉ざしてしまったと思う
人と深く関わることが怖くなった
失うことが怖くなってしまった
それなのに何故だろう
｢でもね、やっぱりユンギさんは怖くなかった
出会えてよかったって思ってる、｣
もう一度そう思える人に出会えたのだ
私はただひたすらに幸せだと思った
また失うことを知っていても
でもそれはあまりにも早すぎた
次の日
3月1日
ユンギさんはその日、姿を消した
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 270人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Q(プロフ) - すごく引き込まれました…そしてユンギさんの代償は五感のうちどれか、というより全部？ジミンちゃんがただの遊びで鬼を追ってるのかも気になりました！！前の「あなただけで~」もめちゃくちゃ好きな話だったので、これからも頑張ってください！！！ (2021年2月8日 15時) (
レス) id: f8bc6e95fb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：いのみづちゃん
| 作成日時：2021年1月20日 19時
