月夜の願い YG

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YG ｢何が疎くねーの？｣









｢っぇ、、、｣









そっと後ろを振り向けば鬼なんかじゃなくて悪魔なんじゃないかと思うほど意地悪い笑顔をした鬼









｢なんですか、いきなり｣









YG ｢あ？お前が先に見てきたんだろ？｣









それは確かに否めないけど、、、









｢だからって話しかけてくる必要性は？｣









YG ｢ほんと冷てーな、

知り合いに話しかけて悪いのか｣









｢、、、そんなことは、ないけど、｣









別にいつものように誰もいない場所なら問題は無い


しかし、彼のファンであろう女の子達の視線が酷く突き刺さって耐えられない









｢、、、モテる人は、こんな冴えない女に声かけるべきじゃないです｣









YG ｢何言ってんの？

お前美人だって有名だぞ？｣









｢はっ？｣









YG ｢俺そのせいであの日より前からお前のこと知ってたし

まぁ、名前とかは知んなかったけど｣









そう言って歯茎を見せて可愛らしく笑う









｢、、、｣









その顔は恐ろしく綺麗で見とれてしまう









YG ｢ん？なに？｣









｢、、、あなたが、








もっと、、、笑える世界ならいいのに｣









YG ｢、っ、






何だよそれ、同情か？｣









｢違う、、、


笑顔が、綺麗だから｣









その笑顔が一瞬で私を落としてしまったから

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