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慧 「別にいいよ、わっちとかさ、
よ?ようこそおいでくんなまんし?
そんな変な言葉使わなくて」
貴方 「え、それは、、、」
慧 「だってさっき私って言ってたよね?
別に俺女に困ってここ来たわけでも無いし(笑)」
貴方 「え、あの、、、それは、」
慧 「俺、別に君のこと抱く気ないからね?」
貴方 「っ、!」
なんなんだ、こいつは
遊郭に来て遊ばない
ここに来た意味はなんなんだ
貴方 「それでは、なぜ、ここに、、、」
噂って言ってたよね?確か、、、
でも噂を聞いてきて、抱かないの?
この仕事をしている限り男の相手をするのが普通で
こうやって何もしないと言われる方が対応に困るのだ
慧 「噂を聞いてってのはほんとだよ?
でも別にそいつがかわいいとか、綺麗とかどうでもよくてね
それより俺はさ、そうやって言われる人間の心が気になっただけ」
貴方 「え?
こ、ここ、ろ?」
慧 「そう、心」
この人は何を言ってるの?
頭おかしいの?
人の心なんて結局汚れてて汚いのに
そんな汚いものに触れて何になるっていうの?
慧 「汚くなんかないよ」
貴方 「え、今、、、」
慧 「ふふふ、そんな顔してたよ?」
どうして、ねぇ、どうして
貴方は占い師?
それとも魔術師?
人の心がわかるなんて
誰にも知られたことのない思いになんで気づけるの?
ねぇ、ねぇ、ねぇ、
貴方 「どうして、わかるの、」
貴方は
慧 「んー、、、きっと
君と俺が似てるからかな」
貴方は私の心を救ってくれるの?
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作者名:いのみづちゃん | 作成日時:2017年8月29日 10時