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『ねぇ。裕太はなんであの人の事、慕ってんの?』

『あんな、胡散さそうな人……』

裕「言い過ぎだってば。」

『イテッ、』

裕「観月さんは兄貴の弟の俺じゃなくて、そのままの俺を見てくれたんだ。」


んなこと言ってもさ、ちゃんと周り見たらいたと思うけどね。
裕太のことちゃんと見てた人。


『へーーーー。』

裕「お前から聞いたくせに、興味無いのな!!!!?」

『まぁ、、とりあえず私はあの人嫌だから。』

裕「お前こそ、なんでそこまで頑固に……」


キンコンカンコン

『あ。授業始まるから話は終わりってことで。』

裕「チッ。タイミングわりーな…」




裕「じゃ。俺先に行ってるな」

『見に行くって言ってない。』

裕「する事ないんだから、どうせ見に来るんだろ?」


失礼な奴だな……、
当たりだけど。



シュッ。 シュッ。



『ん。いい音……、誰だろ、』



ゲェ。
観月はじめ………、


観「コレでは、まだダメですね…シナリオを完璧にする為には…」

なんだよ。シナリオって



観「もう少し角度をつけたら、良くなりますかね…」


シュッ。 シュッ!


あ。音が変わった。



観「んふっ。完璧ですね……。」


……。

パキッ。

『あっ、』


観「誰ですか……?」


ヤバっ、バレたら絶対なんか言われる…、


観「……、誰も居ませんね、僕の気の所為ですかね。」

裕「観月さーーーん!!!」

観「今そちらに行きます。」





『はぁ……、』


私としたことが…、
アイツのコトを……魅入っていてしまった……、


『そんな訳ない…。』



アイツが…
かっこいいはずが無いんだ……。


誰かと見間違えたんだよな…!
そうに違いない……!





『アイツの真剣な表情……、』



…………、ないないないないない!!!


『ある訳ないっ!!!』




観「そんな所で叫んで何してるんですか……、」


『ッ!、観月はじめ!!!!』

観「先輩ぐらいはつけなさい。」

『煩いです……、』

観「おや。どうかしましたか?」

『なっ、なんですか!?!』

観「ッ、うるさいですね…、貴方、顔が少し赤いですよ」

『えっ、』

観「熱でもあるんじゃないですか??」
観「バカは風邪を引いても気付かないと言われてますからね。」

『誰がバカですって……!!!!?』




やっぱ、こんな奴かっこいい訳が無い……!!




『失礼しますッ……!!!』

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作者名:おくは | 作成日時:2023年12月8日 22時

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