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「おい！A！！同じクラスだな！」
こんなふうに話しかけてくれるのは
小学校からの知り合いの裕太のみ。
『うん。よろしくね裕太』
裕「にしても、Aがルドルフに居るとは思わなかったぜ。」
『青学に行っても良かったんだけど、周助うるさいから。』
周助とは裕太のお兄さんの事。
家が近いのと、親同士が仲良くて
知らないうちに、裕太とか周助と話すようになってた。
裕「あぁ、兄貴お前のことめちゃくちゃ可愛がってたもんな」
『裕太はあれが可愛がってるって思ったの？目。ついてる？』
裕「なんだよ！失礼なやつだな！！」
『それより、裕太こそ、なんでルドルフに？』
『周助と同じで、青学行ったよね？』
裕「それは…。」
『んー。何となく察した。中学でも変わらなかったんだね。』
裕「っ、…」
裕「そうだよ。だから俺自身を見てくれたココなら…」
『なるほどね。頑張ってるね。裕太』
裕「お前、続けてんのか？」
『ん？何を？』
裕「辞めたんだな…。」
『ﾌﾌ、裕太も察する能力つけたんだ笑』
裕「なんだよそれ！！」
『そのまんまだよ〜』
裕「お前。兄貴みたいだな……」
『ねぇ。それ最悪。』
先生「はーい。みなさーん席ついてくださーい。」
････
ｷﾝｺﾝｶﾝｺﾝ
先生「はい。終わりです。皆さんお疲れ様でした。」
「あーー。疲れた。」
『お疲れ様。』
「なぁ。俺今から部活なんだけど、良かったら見に来いよ！」
『えー。いいよ〜』
「いいんかい。」
『片付け終わったら、見に行くね。』
「おう！！早く来いよ！！」
･･･
ﾜｰﾜｰ。
外は騒がしい。
でも、頑張ってる人達を見るのは楽しい。
『あ。ここだテニス部』
「おや。珍しいですね。」
『え、』
「んふっ。一体どんなご用事で？」
………
「なんですか、君。そんな嫌そうな顔して、！」
裕「観月さーん！！どうしたんですか！」
「おや。裕太くん。コチラの方が……」
『裕太。』
「なっ、裕太くんの知り合いですか……、？！」
裕「まぁ、小学校からの…」
『ねぇ。裕太。私この人……なんか、気に入らない…』
裕「おっ、おい、観月さんは先輩だぞ！」
『知らない。』
「なっ、なんなんですか！この失礼な子は！！」
『名前は教える気ないです。』
「ｯ､はぁ、？！裕太くん！！！なんなんですか！！この子は！！！」
｢全く、礼儀のなってない……！ﾌﾞﾂﾌﾞﾂﾌﾞﾂﾌﾞﾂ｣
裕「すっ、すみません！ほら、謝れ！！」
『やだ。』
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作者名：おくは | 作成日時：2023年12月8日 22時
