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10* ページ11

『……朝っぱらからなんですか。』


なんなの。非常識。
眠いのに。てかまだ寝れるのに。

観「貴方はもうテニス部のマネージャーです。
これからは僕の言う通りに動いてもらいますよ。」


『はぁ……?嫌ですけど』

観「この僕には完璧なシナリオがあるんです!」

『知らないです。じゃあ。』


ガシッ

観「逃がしませんよ。さぁ!行きますよ!」

『ぐえーー。』


*

『ふ、ぁー、、。眠……』

てか、アイツの言うシナリオとかなんだよ。
私関係ないだろ。巻き込むなよ。


マネといっても、する事はほとんど無いし。
唯一やる事としたら……。


裕「A!練習付き合ってくれ!」

『見るだけね。』


裕太の練習見るぐらい。
でもまぁ、見てて思うけど色んな所から集めただけあって

皆、レベルは高い。


その中で印象的だったのがダーネ先輩。

語尾がダーネだったから。
仲良くしたい。


裕「…!A……!」

『あっ、ごめん。はい、ドリンク。』

裕「サンキュー!」


『裕太さ、もっと、こー、ウーン。』

裕「なっ、なんだよ!早く言えよな!」

『グッて、出来ると思うんだよね〜。』

裕「なんだよそれ……」



観「ほんとですね。聞いてて呆れました」


うわ。出たな。

観「なんですか?その顔は。全く……」

『てか、私いる意味ありますか?これ。』

観「ええ。とても助かってますよ。」


不気味〜。

なんかこの人が言う言葉全部
意味深に聞こえてくる。



観「大会まで後少しですからね。」


…………?
なんの大会……?

観「貴方……、まさか知らなかったんですか?!」

『え。はぁい、。?』

観「はぁ……、これほどまでとは…」


なんだよ。イラつく言い方だな。

裕「大会があんだよ。」

『へー。がんば。』


観「もちろん。あなたも強制参加ですよ。秋元さん」

『は。ヤダよ。』


大会って暑苦しいし。
何より日差し強いの無理。


もしかしたらまた倒れるかもしれない。


観「まぁ、僕もそこまで鬼ではありません。
所々に休憩も入れてあげますよ。」

『あぁ。そりゃどうも…?』


あれれ。行く流れになったや。
もうめんどくさいな。

赤澤先輩とダーネ先輩居るならもういいか。


『でも大会ってなると……』

裕「打倒兄貴だぜ。」

まぁ、ですよね。


青学ね。強いのかなぁ。

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作者名:おくは | 作成日時:2023年12月8日 22時

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