忘れたいし忘れられたかった

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ジェヒョクside





ほんとは今週から来れる予定だったアサヒだけど、





思ったより回復が遅くて退院は1週間遅れになった。





塾とかも行ってないから学校に終わったあとは、病院に通った。






JE｢サヒヤ！｣





AS｢ジェヒョガ｣





AS｢そんなに来てくれなくてもいいのに 笑｣






JE｢来たくて来てるのにー｣






AS｢そう笑｣





これはホント。






学校に来てなくてもいつも会えてるってクラスのみんなに自慢したいくらい。






アサヒが唯一の親友だから





AS｢ｹﾎｯｹﾎｯ｣




反射的にサヒの背中に手が伸びる。






AS｢治ってたら今頃学校行けてたかなぁ｣




今日は火曜日。




ほんとは昨日から学校に来れてた。





はずだった。





この言葉にすぐには反応できずにいた。





JE｢……大丈夫だよ。またすぐ戻ってこれる｣







自分にも言い聞かせた。







AS｢ありがと｣






ｶﾞﾗｶﾞﾗ





突然扉が開いたと思ったら、、






看護師「失礼します。点滴変えに来ました〜｣







看護師さんが点滴を変えに来たらしい。







１回席を外そうと思ったけど、







AS｢ジェヒョガ｣






JE｢？｣






サヒに呼び止められた。





AS｢……いて｣







看護師さんが隣で準備してる中小声でそう言う







JE｢う、うん｣






よく分からないけど再びベットの隣に座った。








いつもは僕からなのに今回はサヒから手を握ってきた。






怖いの？笑






看護師「力抜いてくださいね」






AS｢いっ｣





JE｢大丈夫大丈夫｣





少し強くなった手を握り返す。





看護師「はい終わりですよ」






JE｢大丈夫？、｣






AS｢うん｣






看護師「失礼しました〜」





看護師さんが出ていって変に静まり返った病室。





JE｢痛かった？｣





変な事聞いてるのは分かってる。





AS｢……ｺｸﾝ｣




JE｢頑張った頑張った｣





誰目線だって感じだけど





ｶﾞﾗｶﾞﾗ




またすぐに扉が開いた





『サヒヤ〜ごめん遅くなった』





Aちゃんだった





JE｢え？！塾は???｣





『早く終わらせてきた！』

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