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ジェヒョクside
家から病院に走ってきた。
まだ先生に言われたことが刺さってるけど、
サヒの顔を見ると、全部忘れる
ベットじゃなくて珍しく机に座った。
AS｢ジェヒョガ｣
JE｢ん？｣
なんかいつもより声のトーンが下がって聞こえる。
AS｢あのさ、無理して来なくていいからね｣
JE｢え？｣
急になんでこんなこと言い出すか分からない。
いや、少しは分かるかも
AS｢Aから。詳しくはよく分からないけど聞いたよ｣
JE｢あぁ、｣
AS｢何かあったの？元気なさそうだし｣
JE｢いや、大丈夫｣
AS｢……大丈夫じゃなさそうだけど｣
暗く重い雰囲気にならないように、
少し明るく話してくれるサヒ。
でもサヒには心配かけたくないし、
自分のせいだとも思って欲しくない
AS｢へぇそゆことね。｣
JE｢え？｣
どうやら全部声に出てたみたい。
JE｢あ。｣
AS｢ジェヒョガは馬鹿みたいに僕のこと心配してくれてるのに……僕だってジェヒョガの心配しないと。｣
JE｢でも、｣
AS｢言いたくないならいいけど、教えて欲しーなー？｣
JE｢ぅん、、｣
結局負けた
JE｢なんか、あんまり学級委員の仕事合わないかなって｣
もういいよ。どうなっても知らない
AS｢えっ、？あんなに楽しんでたのに…｣
JE｢……他の人の方がしっかりしてるし、とか思ったり。
先生にも言われた。他の学級委員みたいに努力が見えないって。結構頑張ってると思ってたんだけどなぁ……｣
AS｢酷っ。先生がジェヒョガの何を知ってるんだ！ってね。｣
JE｢でも、先生は正しい。確かに自分だけ満足してたけど、
足りなかったのかも｣
AS｢でも、分かるよ。ジェヒョガ頑張ってたもんね｣
JE｢……｣
AS｢努力しても案外気付いてもらえないのめっちゃ分かるし、その上、何十人もの生徒をいっぺんに見てる人に努力しろとか言われたら、そりゃへこむよ｣
AS｢それぞれの価値観だもんね。
努力してるか、してないかなんて、
正直本人しか分からないよね。｣
JE｢……｣
AS｢だから、気にしなくていいよ。自分なりに頑張りな
僕が言うことじゃないけど｣
同じ年、むしろ僕の方が1ヶ月長く生きてるはずなのに、
人生経験豊富なサヒが言うことだからか、確かに納得出来る
JE｢ありがとう｣
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作者名：とみくる。 | 作成日時：2023年1月29日 3時
