諦 . ページ40
ジェヒョクside
最近、夜ギリギリまでサヒに会いに行って
家に帰ってから勉強したりしてて、全然寝れてない
いつもは眠くない授業でも寝てしまうことが増えた。
学級委員だからしっかりしないといけないのに
学級委員の仕事もミスが増えたり、
何かと自分が嫌になることが多い。
先生「ジェヒョガ、ちょっと」
そんなある日、先生に帰りに捕まった。
JE「ごめん、A先行ってて」
『えぇ、待ってるよ』
JE「でも、遅くなったら申し訳ないし!」
それだけ言い捨てて先生について行った。
先生「座って」
職員室に入っていくと、先生の机の前に立つ。
なんだろう、なんかしたかな、、
先生「最近、どうしたんだ」
JE「……はい?」
先生「授業中寝てたりするんだってな」
JE「……」
先生「学級委員なんだから。そういうの注意する立場だろ?
仕事も回って無さそうだし、」
JE「すいません、」
ただ謝ることしか出来なかった。
先生「謝って欲しいわけじゃなくて、何でそうなったんだ?
前まではちゃんと出来てたじゃないか。」
JE「…はい」
先生「帰り寄り道もしてるそうだしな。校則違反だぞ」
JE「……え?」
寄り道??
もしかして病院……
でも誰見られた?
誰かが先生に言ったのか??
JE「……寄り道ですか?」
確かにこの高校では、帰りの寄り道は理由がある限りは
認められてない。
先生「校則も破って、仕事も出来なくなって、
授業態度も下がって、そんな学級委員がどこにいるんだ。
他のクラスの学級委員を見ろ。仕事のミスは仕方ないけど、
少なくとも良くするために努力してるぞ」
僕だって努力してるのに……
なんて思ったりもして
JE「すいません」
先生「もっと意識と責任もってやってくれ。それだけだもう帰っていい」
JE「はい……失礼しました」
結構、気分が下がった。
夜頑張って、どうしたらクラスを盛り上げられるか、
どうしたら上手くまとめられるか考えたりして、
寝れない日もあった。
見えないとこでの努力は、見えないままで終わるのか
正直、今までは好きでやってたけど
この委員会向いてないのかな、とも思うようになった。
ため息ひとつついて、今日は一瞬家によって病院に行った。
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作者名:とみくる。 | 作成日時:2023年1月29日 3時