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＃２ ページ2
Aside
神「俺、神山智洋！これからよろしくな！
分からんことあったらなんでも聞いてええで！」
挨拶を終えて席につくと隣の席の
男の子が声をかけてきた
作り笑いで返事をしてみる
『よろしくお願いします』
神「緊張せんでええで！？
みんな、面白いやつやで！！」
あ、作り笑いしたのバレてたか……
とりあえず隣の人が優しそうな子でよかった
めっちゃ笑顔で喋りかけてくるし……
正直どういう反応をすればいいかわからない
前の学校では女の子の友達はいなかったし
男の人と喋るのもなかなかなかった
親の仕事の都合で引っ越すってことになって
嬉しくも悲しくもなかった
中学校から一人だったし
それが自分の人生だと思ってた
だから神山君の笑顔を見た時
作り笑いで返事をしてしまった
神「昼休み、案内するわ！
まだ、分からんやろ！？」
『あ、大丈夫
自分でまわれるから』
そんなことを言って断ってしまった自分は
本当に素直じゃないなと思う
嬉しかったのに、断っちゃった……
まだ、馴染めない環境に私は
戸惑いを感じながらも
窓の外を眺めていた＿＿＿
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作者名：まるもり | 作成日時：2018年2月4日 23時
