【オリジナル】正反対の双子Ⅱ【合作】 (ページ6)

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#27【陽月葵】ページ6

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ガチャッと音がした為、御白が部屋から出て来た事が分かった。

それでも俺は続ける。

『御白はお前等の所為で…差別するテメェ等の所為で、苦労してんだよ!今日見た傷から!死のうとしていた事が分かったんだよ!』

俺は父さんの胸ぐらを掴みながら、ずっと怒鳴り続ける。

「あおi((『名を呼ぶんじゃねぇよ、この親ヅラが』っ!!」

母さんは俺の名を呼んだ、嫌だった。

俺はコイツ等が大っ嫌いだから。

『…御白が部屋から出て来てくれたんだ、謝れよ』

俺は父さんの胸ぐらを離した。

「みし、ろ…今まで、ごめんなさい…」

「俺達が悪かった…差別なんてしないから、許してくれ…」

2人は御白に土下座して、震えた声で謝罪した。

…だけど御白は何も答えない。

そりゃそうだろう、今まで散々差別されて来て、可愛がられていた俺に言われて謝るなんて。

『…行動でも示せよ』

そう俺は冷たく言い放って、御白の頭をポンポンと撫でて、部屋に戻った。

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