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#20【陽月 御白】 ページ41
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意識が朦朧としている時、少しだけ、声が出た。
「痛い…」
他にも何か言おうとしたが、声にならずに消え入った。
頭の中がぼんやりとして、目を開けていることさえ辛く感じる。
「(ああ、このまま消えてしまえれば…)」
こう思ったって何にもならないし、僕自身が辛くなるだけなのに。
ぼんやりとしてきた視界の中で最後に写ったのは、深い青に綺麗な青の瞳を持った、大切な人の姿だった。
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作者名：透・シュウ x他2人 | 作成日時：2022年5月5日 9時
