【オリジナル】正反対の双子Ⅰ【合作】 (ページ39)

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#19【陽月御白】ページ39

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扉を開け、家に入る。

「ただいまー」

「ただいま。」

そう言って、部屋の中に入っていく。母からも父からも返事はない。二人とも仕事のようだ。

「それじゃあ俺、部屋に戻るわ」

「僕も戻るね。」

部屋に戻ることにした。葵も戻るようだし。

部屋に戻って、アプリを開く。
ネットで知り合ったいわゆるネッ友と会話をしている。暗白の活動を休むことで心配する声もあったがごまかした。

「(リアルより、ネットの方が居やすい…)」

もちろん、葵と過ごす時間は嫌じゃない。でも、他の時間が好きじゃない。

「体、痛くなってきた…。」

チャットアプリで話しているうちに、少しずつ、体が痛くなってきた。
しかも、さっきより酷い気がする。
全身の痛みに耐えながら必死にベッドの上に移動する。
ベッドの上に着いた時、僕は意識を失った。