【実況者】mikanの創作小説【短編集】 (ページ1)

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無意味【WT】ページ1

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– Na side –

最近、俺のアンチが目立って来てる感じがする。

それは別に良いんだけど、そのアンチ達がメンバーを不快にさせないかが、心配だった。

それに、そのアンチの所為もあってか、精神的に病んで来ている気がする。

Na「こんにちは…！ワイテルズのNakamu…です！」

br「ストーップ！」

kn「カットカット！」

kr「どした？」

shk「おいリーダーw」

sm「疲れてんのか？」

Na「ごめん…！もう一回やろっ！！」

でも、メンバーには心配かけたくないから。

無理しなくちゃ。

Na「こんにちはっ！ワイテルズの…Nakamuです…！」

br「…ぶるーくで〜す〜！…」

shk「シャークんっ！」

kn「きんときぃ〜」

sm「スマイルですっ」

kr「きりや〜ん…デスッ☆」

あれから動画の撮影が終わり、気付いたらpi○ivに来ていた。

この気持ちを分かってくれる人に会いたくて、それがどんなに無意味な行動でも、伝えたくて気付いたら投稿していた。

今思えば殴り書きだ。

あんなの、何も面白くない。

それなのにリスナーが気を遣って「共感です」とか「これからも頑張って」とか。

でもそれを見ると、心のモヤが薄くなるのを感じるんだ。

そして、所詮俺なんて、そんなもんな人だと改めて知らされる。

誰かが支えてくれないと生きられない。

味方が居ないと動かない。

だからアンチも多いんだ。

ぶるーくみたいに、自分より相手を想う事も少ないし

シャケみたいに、PSも高い訳じゃないし

きんときみたいに、聞き上手でもないし

スマイルみたいに、ギャップがある訳でもないし

きりやんみたいに、頭も良くない

何で俺が仮リーダーなのか分からない。

何事もメンバー以下な俺に、メンバーは何を望んでいるのか分からない。

簡単な事も分からない俺に、きっと命は無意味なんだろう。

今ならアンチの気持ち…

分かる気が…

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