【実況者】mikanの創作小説【短編集】 (ページ18)

今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:4,863 hit

・ページ18

・

– GM？side –

んな訳ねーだろ。

僕は君等を研究して、性格を知り！その上"その性格上勝てない役職を付けた"んだ。

…フフッ、つまり優しいと思われる奴等に、人狼とか役職付けたんだ。

心配しないで？

優しい人にも、村人って付けたから。

皆優しいよ？

でも、今回の見所は君にかかってるよ……？

GM？「それじゃ！リアル人狼RPGスタート！」

スピーカーをoffにし、僕は…

———をカメラで追った。

– shk side –

皆「…」

数秒の間、沈黙が続く。

でも、その沈黙を破ったのは…

pk「僕…吸血鬼です」

rd「ぴく…さん？」

GM？「ハァ？つまんな。君脱落ね」

Na「待ってよ！」

GM？「？」

Na「こんなの可笑しい！大体何で俺等g…」

GM？「それ、今関係ある？」

Na「っ…」

GM？「ぴくとの死について、関係ある？そもそも人狼RPGで役職を言って良いルールは無い。僕は言ったよ。"人狼RPGとルールは一緒"って」

Na「…でもっ！！」

pk「良いんだよ。もう…これで良いんだ。単独勝利なんて…嫌だよ…」

GM？「…まぁ想定内って所かなー…じゃあね」ﾎﾟﾁｯ

pk「っ…！」

GMが何か押したと同時に、ぴくとさんの身体が透けて行った。

…やがて、彼は音も無く消えた。

– GM？side –

…う〜ん…やっぱこうなるか。

よし、薬増やしとこ〜。

多少は真面目に人狼してくれるでしょ。

僕は慣れた手付きで操作する。

…お、苦しんでる苦しんでる♪

〈お前は俺等を人形にして楽しいのかよ！！〉

…そんなのどうでも良い。

僕の幸せ度を満たしてくれるのなら、それで良い。

それに楽しさも面白さも素晴らしさも必要無い。

その後は順調に進んで行った。

死者も居た。

…当たり前か。

今残ってるのは…

– ？side –

zm「んで…広間に5人全員集まった？」

shk「そ…」

？「"いいや?"」

5人「えっ？」

kn「俺がまだ、居るけど?」

そう、俺、きんときは人狼。

今残ってる5人の敵に当たる者。

zm「潜伏してたのか…？」

kn「あぁ、そうだよ」

rd「きんちゃん…」

kn「皆を殺して、共犯も人狼の味方も居ないまま1人で、潜伏してたんだよ！イモテルズしてたんだよ！狂ったように！！」

zm「…でも、戻って来たのには理由があるんやろ…？」

・