#22 ページ27
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Aが最初に思い出した記憶＿
“虐められ始めた小2”
『誰か…気付いて…』
『あうっ、痛い、痛いよぉ…』
「あはは!うるさいわね!」
「もっと苦しみなさいw」
私は何故か、小2から虐められていた。
性格が今に比べて、大人しかったからだろうか。
「あんた頭悪くない?w」
「足おそw」
虐めグループの女子から事あるごとに馬鹿にされていた。
皆、見て見ぬ振りで助けてくれない。
助けようとしてくれている人が居たかもしれない。
でも、虐めグループの女子は、私の付近に絶対に居る。
だから話かけられなかった。
「おい、お前等何してるんだよ」
「げっ」
「逃げよう!」
「A、アイツ等を一時的にしか止められなくてごめん」
『ううん、大丈夫』
心配をかけたくなくて、お兄ちゃんに無理矢理笑顔を作る。
小2〜4まで虐めが続いた。
特に虐めが酷かった日は
『何処かに…無いかな…』
夜中に目を覚まして、凶器を探し回る。
「A!止めなさい!」
「危ない事は止めるんだ!」
「死のうなんて考えんな!」
お母さんやお父さん、お兄ちゃんが私を慰めたり・止めたり…動いてくれた。
学校に連絡したが、ただの自 殺行為・病んでいるだけ等、全面拒否した。
そんなある日の夜中＿
『今日こそ…死のう…』
包丁を首に近付ける。
「A!止めろ!」
お兄ちゃんが私に抱きしめる。
『お兄ちゃん…』
私は止めてほしくなくて、お兄ちゃんの右頬に包丁で傷付けてしまう。
そして、腹を刺してしまう。
「うぐっ…」
お兄ちゃんは吐血して、袖で血を拭き始める。
でもある日突然、小4で虐めが無くなった。
– 高広side –
小5の頃(Aは小4)＿
Aが虐められていた事は知っていた。
いくら虐めの現場で言っても、止まってなかった。
家ではAが自 殺を図ろうとするし。
「俺が…やるしか…」
この頃は、既に殺し屋に入っていた。
虐めグループの主犯だけでも殺せば収まる。
「で?話って何なの?」
「…俺、絶対お前等を許さないから」
主犯の女を呼び出し、ナイフで刺し殺す。
Aには言わないと決めた。
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作者名：透 x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/02b71222995/
作成日時：2021年11月3日 1時
