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突如、ゾムに告げられた。
zm「…好きな人出来た」
『え…?』
『そうなんだ…因みに、誰…?』
zm「言えへんな」
『へぇ…』
聞いても答えてくれない。
自分でも分かる、この気持ちが…“嫉妬”という事を。
私はかなり独占欲が強いのかも。
『っ…悲しいなぁ…』
zm「何が…?」
『ゾムから…離れなくちゃいけないじゃん…っ』
少し泣きそうになる。
ゾムから目を逸らし、少し俯く。
zm「…そんな事無いで」
ゾムは私を元気付けようと、抱きしめようとする。
『っ!止めて…!』
手を振り払い、教室を飛び出した。
– zm side –
zm「…行ってしもうた」
すると、状況を知っているシッマ・トントン・ロボロ・ショッピ・大先生が来た。
kn「ただの興味本位でやったの、あかんかったかもな」
tn「そうやな…完全にA、落ち込んでるで…」
rb「Aの誕生日にプレゼントと共に、謝ろうぜ」
shp「それが良いっすね。確か、明後日やからな」
ut「おい、ゾム…」
大先生に名前を呼ばれ、大先生を見る。
zm「何や?」
ut「…俺がAちゃんを貰うわ」
そう言い、大先生は教室を飛び出した。
zm「は!?え!?」
kn「ゾム、行かなくてええんか!?」
zm「行きたいけど、ドッキリって事バレるやん…」
俺等でどうするか、考え始めた。
– Aside –
『…寂しくなるなぁ』
屋上から外を眺め、呟く。
すると、屋上の扉が開いた音がした。
ut「…やっぱり、此処に居った…」
少し息を切らしながら、私の横に来る。
『どうしたの?大先生』
ut「今のAちゃんなら、ゲット出来るかなってな」
大君は私を正面に向かせ、抱きしめる。
ut「俺さ、ずっと前からAちゃんが好きだったんや」
『!!』
ut「俺以外にも、シッマやトン氏、ロボロやショッピも。そして、ゾムも。皆してAちゃんが好きなんやで」
『…そう、なんだ…』
意外な事を知り、驚いた。
ただ仲の良い幼馴染とか親友って思ってたけど“皆は私を恋愛対象として見ていたのか”と考えると、顔が熱くなる。
ut「だから、俺が先に貰おうと思って」
大先生は私の頬に口付けした。
『!!』
ut「かわええな…」
ニコッと笑う大先生。
私のぽっかりと空いた心を埋めてくれる様な、そんな気がして来た。
ut「授業が始める前に、教室に戻ろか」
『私達、教室違うけどねw』
そんな会話を交わし、互いの教室に戻った。
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作者名：透 x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/02b71222995/
作成日時：2021年11月3日 1時
