【オリジナル】百鬼会総長 (ページ14)

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ｶﾞﾁｬｯ__

『ただいま』

「ただいまー」

一緒に帰ってる内に、兄貴はいつも通りの元気を取り戻した。

「あら、お帰りなさい」

『父さんは?』

「父さんはまだ帰って来てないわよ。いやぁ、皆が言う事を聞いてくれないらしくて、手伝いに行ってるわ」

「母さんは無いの?手伝いとか」

「私は…手伝いじゃないわね。何か狙って来たから、蹴散らしたって訳」

兄貴・母さん・父さんは、総長を引退している。

だから、フリーなのだ。

手伝いとか、良く頼まれるらしい。

父さんに関しては"伝説の不良"と呼ばれる程、凄かった人物らしい。

『(“伝説”って言われる程、凄いんだな)』

尊敬出来る家族だ。

私はこの家族に恥をかかぬ様に、頑張りたい。

『それじゃあ、部屋に戻ってる』

「俺も戻るね」

「分かったわ」

私と兄貴は母さんに伝えて、それぞれの部屋に戻った。

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