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俺はその後、5校時目の授業に参加した。
「Aくぅん♡此処教えてぇ♡」
『分かったよ。これは此処で…』
「ありがとぉ♡」
俺はクラスメイトの“分からない”と言った所を、教えて行く。
ni「それでは、此処の問題を…A、解いてくれる?」
『はい。此処の問題では…』
ni「正解だよ。流石だな」
『どうも』
俺は兄さん先生に褒められ、お辞儀をした。
ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ＿
『さて、終わった。今日は5校時目までだったんだな』
俺はチャイムを聞き、呟く。
「あ、A!今日友達と帰るね!」
『ん?あぁ、分かった。じゃあな』
「うん!家でね」
教室に扉の所に居た空楽に手を振った。
俺は玄関に行くと、ある事に気付いた。
『…雨降ってんじゃん』
どうしよう…びしょ濡れになって帰るか…。
その時
？「どうしたの?」
と、誰かに話しかけられた。
『え?』
「あ!ごめんね!私、大学1年生の
そう言って笑った藍那先輩に、顔が熱くなった。
『俺は赤岸 A、高2です。あ、えと…よろしくお願いします…』
「んー?顔が赤くなってるよー?どうしたの?w」
『う、うるさい…!です…』
俺は藍那先輩に、恥ずかしくなりながら答える。
「あ、そう言えば!傘忘れたの?」
『あ、はい。そうなんです…』
そう答えた時、藍那先輩は驚きの提案をして来た。
「それじゃあ…一緒に帰らない?」
『えっ?』
「じゃあ、びしょ濡れになって帰る?」
悪戯っぽい表情を浮かべる藍那先輩。
『い、いや…びしょ濡れは…嫌です…』
「じゃあ、傘の中に入ってよ!」
『って事は、相合い傘!?』
「ふふ…そうだね♡」
『ありがとう御座いました…』
「ううん、大丈夫だよ♡」
『それでは、お気を付けて!』
「うん!じゃあね♡」
…俺は藍那先輩に、恋したのだろうか。
顔が熱い。
ｶﾞﾁｬｯ＿
『ただいまー』
「お帰りー!美人さんと帰れて良いねー!」
『へっ?』
「顔赤っw」
空楽に下校を見られていた様だ。
「お帰りなさい。急で悪いんだけど、買い物を頼んで良いかしら?」
母さんが玄関に歩いて来た。
『別に良いけど…何買えば良いの?』
「今日の夕飯は、ハンバーグにしようと思ってるのよ」
『成る程な、OK。準備して行って来る』
「本当に悪いわね」
俺は準備を終えて、買い物に出掛けた。
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作者名：透 x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/02b71222995/
作成日時：2021年1月24日 16時
