〈ver.旧〉【d!】ある双子の物語Ⅰ (ページ49)

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– 空楽side –

「それじゃあ神獣・ファイヤー。特訓を始めよう」

神獣「あぁ」

ファイアー「何か気合いが入ってるな」

「まぁね」

俺は力を解放し、まずは神獣に飛びかかった。

神獣「ほぉ…Aと同じ能力なんだな。でも、少し劣ってる感じ…」

「昨日能力が付いたばかりだもん」

神獣は俺が魔法や剣術、武術で倒そうとしても、ただ避けるだけで全く当たらない。

手応えが無い。

ファイアー「炎神【煉獄】」

ファイヤーの炎で火傷するかと思った。

「神符【水神】」

神で対抗する。

だが、俺の技では本家の力に及ばなかった。

「うっ…」

水神が敗れ、煉獄が襲って来る。

「(まずいな…)」

死ぬかと思った時

『神王全撃・零』

と、Aの声が聞こえた。

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