〈ver.旧〉【d!】ある双子の物語Ⅰ (ページ43)

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放課後＿

『失礼しまーす』

生徒会室に入る。

gr「お、これで揃ったな」

俺以外来ていた様だった。

椅子に座り、グルッペン先輩が話し始める。

gr「これから生徒会を始める。今回の議題をトントン、話してくれ」

tn「おう。今回の議題は“不審者が多い件”についてや」

『成る程…』

俺はボソッと呟く。

gr「何か意見等ある人は、話してほしい」

グルッペン先輩の言葉で、コネシマ先輩が手を挙げた。

kn「この意見、A辛いかもしれへんけど…Aって能力者やから、不審者等を倒すってのは、どうやろ…」

『…マジすか?』

結構意外な意見だった。

zm「ん～、何かなぁ…それが良い気がするわ」

tn「Aと空楽に初めて会った時、能力使って不審者倒してたしなぁ」

『覚えてんだな…俺的に目指してるものがあるから、それも良いかもしれないですね』

俺が言うと、皆は頷いた。

shp「A先輩が良いなら、良いと思いますよ」

gr「賛成が多い気がするな…皆、それで良いか?」

ut「ええで～」

ci「良いですよ!」

sha「俺も戦えばチヤホヤされんかなぁ…」

シャオロン先輩はボソッと呟く。

os「それは止めた方が良いと思うめう…」

ht「怪我するだけだしね…」

『まぁ…俺は良いですよ。良い特訓になるだろうし』

rb「Aの顔が怖いわぁ…」

ロボロ先輩に、怯えた目で見られる。

…そんな怖いか?

gr「この辺で、生徒会を終わろう」

tn「せやな。それじゃあ生徒会を終わります」

皆「『終わります』」

解散して、それぞれの家に帰った。

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