〈ver.旧〉【d!】ある双子の物語Ⅰ (ページ18)

今日:11 hit、昨日:1 hit、合計:12,800 hit

#11 ページ18

・

『うわぁー!』

スキマから落とされ、気付いたら空中だった。

ﾄﾞﾝｯ＿

『痛てて…紫め、落としやがって…!』

hu「うわぁー!」

ｺﾞﾝｯ＿

hu「『いってー!!』」

風と頭をぶつけ、叫ぶ。

hu「あ、主!すまない!」

『いってーよ!』

hu「そ、そんな事より此処何処だろ?」

『はぁ…確かに。此処何処だ?』

俺は溜め息を吐く。

幻想郷ってのは分かるんだけどな…。

？「人間見つけたのだ～」

？「え、本当だ!大ちゃん早く!」

？「はぁ、ルーちゃんもチルノちゃんも早いよ…」

『誰…?』

急に少女3人が来た。

人間見つけただけで、急いで来るってどういう事だ…。

大妖精「私は大妖精(だいようせい)です。黄色の髪の子がルーミア、ルーちゃん。水色の髪の子がチルノ、チルノちゃんです」

hu「俺は専属神の風。隣に居るのは、主のAだ」

大妖精「よろしくお願いします。良かったら、幻想郷を案内しますか?」

hu「良いんですか?ありがとう、よろしくお願いします!」

風と大妖精が話している間、俺はルーミアとチルノに見つめられていた。

『さっきからこっち見て…何だよ』

ルーミア「…貴方は、食べても良い人間?」

チルノ「遊ぼうよー!あたい強いからそっちが負けるけど!」

『コイツ等、言ってる事ヤベェな…』

答えない俺に痺れを切らしたのか、ルーミアが怒り出した。

ルーミア「答えないなら良いや…いっただきまーす♪」

ルーミアは俺に飛びかかって来た。

『っ!クッソ、かすった…』

避けようとした時に右腕をかすってしまった。

血が流れて、ポタポタ落ちる。

チルノ「あたいの氷を喰らえー!」

次はチルノが氷を作って、逃げ場を失くして来る。

『ｶﾞﾊｯ…!』

避けきれず、くらってしまう。

その瞬間、ルーミアが俺を捕まえ馬乗りの体制になる。

ルーミア「捕まえたのだ～♪」

チルノ「あたいやっぱ最強☆」

『…っ、発動せよ。そして、姿に現せ』

俺は女子にやりたくなかったが、発動させた。

hu「何かいつもと違う…頭に鬼のツノ2本、背中に紫の翼と黒の翼、目は赤色で髪は赤に黒と紫がかかっている…3つの神が現れている…」

鬼神と堕天神、狂壊神…この3つの神を同時に発動させた。

『さてと…

鬼符【地獄炎火山】

堕天【呪いのナイフ追尾式】

狂壊【狂ったような破壊連撃】』

・