〈ver.旧〉【d!】ある双子の物語Ⅰ (ページ17)

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『ありがと、そう言ってくれて嬉しいよ。これからよろしくな!』

gu「私がお二人に色々説明しておきますね」

『あぁ、分かった』

後の事はグレイドに任せる事にした。

暫くした後、俺・グレイド・ライア・風は一緒に行動していた。

『次は幻想郷かぁー』

gu「そうですね」

ri「そんな簡単に見つけられる場所じゃないんでしょ?」

hu「どうやって見つけるんだ…」

4人で幻想郷への行き方を話し合いながら、道を歩いていた。

？「幻想郷への行き方?」

『そうなんですよ。知ってますk…!?』

知らない声がして、攻撃態勢に素早く切り替える。

『鬼符【青い炎】』

そう唱えた瞬間、青い炎が声のした方向を包む。

？「!…っと、危ないわね」

声の主は直ぐに避けた様だ。

『お前、何者だ』

？「あら、何故そう聞いたのかしら」

『お前から妖怪の匂いがする。…妖怪の賢者辺りか?』

予測した事を全て話す。

紫「正解よ。私は八雲紫(やくもゆかり)こと、妖怪の賢者」

gu「私は専属神のグレイド・カトレアです」

ri「私も同じく専属神の秋葉ライアよ」

hu「2人と同じく専属神の秋葉風だ」

紫が自己紹介した事でグレイド達も自己紹介をした。

『おいおいマジかよ…』

話を聞かれたにも関わらず、自己紹介をする4人に引いてしまった。

『はぁ…俺は赤岸 A。グレイド達の主をやっている』

紫「という事は、何の神をやっているのかしら?」

『鬼神・堕天神・狂壊神の3つだ』

紫は驚いた顔をして“凄いわね”と呟いた。

紫「所で…4人は、幻想郷の行き方について話してたわね」

『そうだな』

紫「私が連れて行ってあげましょうか?」

その言葉に俺達は驚いた。

そう簡単に行ける場所じゃないからな。

gu「本当ですか!ありがとう御座います!」

グレイドがペコッと頭を下げる。

紫「まず、幻想郷について話しましょうか。幻想郷は忘れられた者達の行く楽園なのよ。でも、貴方達は神様でまだ若いし、そんな年齢じゃないでしょ?」

『そうだなぁ…』

紫「だから、忘れられない様にしてあげる…以上よ。行く覚悟は出来てるかしら?」

紫は俺達の顔を見渡す。

ri「OKよ!」

ライアが代表して、胸を張って言う。

紫「それじゃあ、私の能力で行くわよ」

紫は俺達の下にスキマのような物を作る。

4人「『うわぁ～!』」

紫「…勘の鋭いA君。そして、その専属神達。活躍を期待しているわ」

紫はA達の落ちたスキマを見下ろしながら、ニコッと笑った。

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