#8 ページ15
・
『へぇー、結構豪華だな』
gu「そうなんですよ…あっ、此処です。鬼神様の王室です」
グレイドがある部屋の前で、歩く足を止めた。
ｺﾝｺﾝ＿
gu「『失礼します』」
声を合わせて扉を開ける。
「おぉ、良く来たな」
鬼神様らしき人が、王室の椅子に座っていた。
『貴方様が鬼神様でしょうか?』
「そうだ。私は鬼神王だ」
『何か呼び方が違うのでしょうか?』
違和感を抱き、質問をする。
「皆は“鬼神様”と呼び、私が自己紹介する時は“鬼神王”と呼ぶ」
『成る程…分かりました』
「それでだ。Aは堕天神と狂壊神でもあるな?」
鬼神様は俺の3つの神を知っていた。
『えっ、はい。そうですけど…』
「実はな…Aに3つの選択肢があるんだ」
『…もしかして、どの帝界神王になるかって事ですか?』
「ご名答」
鬼神様はニコッと笑った。
gu「因みに、鬼神様はご主人の祖父なんですよ」
と、グレイドが耳打ちした。
『じゃあ…次期鬼神王になります!』
「お、そうかそうか!ありがとう!」
『どういたしまして』
鬼神様は満面の笑みを向けた。
余程嬉しかったんだな。
gu「(良かったですね、
暫くした後、鬼神様は口を開いた。
「それでは、A。私から試練がある」
『はい』
「グレイドと一緒に専属神になってくれる人を探してくれ。そして、休みの日に“幻想郷”を訪ねてみてほしい」
幻想郷…。
『分かりました』
「それじゃあ、健闘を祈る」
俺等は鬼神帝界を出た。
鬼神様のこの元気な姿が、最後に見るなんて、この時は思わなかった＿
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 15人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：透 x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/02b71222995/
作成日時：2021年1月24日 16時
