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俺のクラスには、ある女子が居る。
ある女子とは…
「ねぇA、今年の夏休みに遊ばない?」
車椅子に乗った彼女だった。
彼女は持病を持っていて、悪化したんだ。
『別に良いけど…大丈夫なのか?』
俺は 宮野 叶恵を心配して、聞いた。
「大丈夫だって!あ、でも…」
『どうした?』
「…此処じゃ聞かれちゃ嫌だな…今からAの家に行ける?」
『大丈夫だよ』
「それじゃあ行こっか」
今はもう放課後だし、家に帰れる。
俺は叶恵の車椅子を引いて、玄関に向かう。
俺達のクラスが1階にあって、かなり助かる。
1階にあった方が彼女的にも楽だろうから。
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作者名：透 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/02b71222995/
作成日時：2021年8月10日 18時
