【d!】犬系ヤンデレ彼氏に愛されています (ページ6)

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6話ページ6

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『あ、えーっと…』

zm「話して、な？」

ゾムは私の両手を掴んで、上に上げて固定した。

逃れられない…つまり話さなきゃいけないということ。

『わ、分かったから…離して…』

zm「…しゃーないなぁ…ホンマは離したくあらへんけど」

と、渋々手を離した。

身体の上から自身の身体を退き、私を起き上がらせる。

『実は…先輩に、ゾムに内緒で食事行こうって誘われて…』

そう小声で言ったとき、ゾムは顔に怒りを露わにした。

無言でも分かる重圧に空気が重くて冷たかった。

zm「絶対にそんなの許さへん。アイツ、絶対にAに好意を持って誘っとぉやろ」

『分かんない…けど…』

zm「絶対にそうやって！勿論断ったよな！？」

『断った…というか、返事してない…』

あの時、答えることが出来なかった。

迷いがあったから。

zm「…そうか。まだマシやな…」

ゾムはボソッと呟いた。

zm「俺がアイツに言っておくわ、安心しぃ」

『う、うん…』

zm「あ、ご飯なら一緒に行こうな。美味しい場所いっぱい連れてってたるで！」

ゾムはニカッと笑った。

でも…目が笑っていなかったのは気の所為だったかな？

zm「(…俺はAを絶対に離さへんで。俺だけのモンやから)」

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