【オリジナル】嘘だらけの殺し屋家族 (ページ17)

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#15 ページ17

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– No side –

「羽衣さん、Aさんが大通りに居るのが発見されました!」

「本当ですか!ありがとう御座います…!」

羽衣は警察にお礼を言って、大通りに急いだ。

『はは…囲まれたか』

Aは周りのパトカーを見渡す。

何十台も囲んでおり、逃げ場が見つからない。

「はぁ、はぁ…A!」

パトカーを避けて羽衣が走って来た。

「会いたかった…A…」

『…ねえs…羽衣。悪いけど、もう一緒に居られないよ』

「何でよ…!」

『俺はあの後、元両親を爆殺させたんだ』

羽衣はAの言葉に、唖然とした。

『だからさ?

俺は逃げなくちゃいけない。これから、逃避行の旅なんだよ』

「A…!」

Aは羽衣を少しの間抱きしめ、逃げ出した。

警察はこの事に唖然として、守備が緩くなったのだ。

「A…」

羽衣は地面に泣き崩れ、暫く泣いていた。

Aは姿を眩ました。

けれど、爆殺した被害者が多発して止まない。

何処かで生きているのだろう。

『アッハハ!』

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