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#14 ページ16
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– 羽衣side –
「…そうですか、分かりました」
私は、何となく自首をする事にした。
特に意味も無く。
「羽衣さん、自首せずに私達公認の、殺し屋になりませんか?」
「ぇ…?」
「今自首すると、沢山の人を殺めたので即死刑です。でも…まだ18という若さで、死にたくないと思います。なので警察公認になって、犯罪者を無くしませんか?」
警察の優しい言葉に私は頷いた。
「分かりました」
「それじゃ決まりですね」
ニコッと笑ったその顔が、私を安心させた。
「それじゃあお願いがあるんですけど…」
「何ですか?」
「私の弟、西城 Aを探して下さい。また一緒に…暮らしたいんです…っ」
私は少し涙を流した。
警察は宥めながら
「分かりました。必ず、Aさんに会わせてみせます」
と、胸を張って言った。
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作者名：透 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/02b71222995/
作成日時：2021年6月4日 0時
