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#12 ページ14
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「え…A…?見えてるの…?」
『…見えてない。なんか…
前に見た少年と…イッタイカした気がスル』
姉さんは何故か絶句した。
俺自身はもう失明した。
が、少年と一体化したから見える。
『(見た目は両目とも閉じてるんだろう)』
さっき姉さんが見えてるのか聞いたって事は、見た目が閉じてる様に見えるって事なんだろう。
「A…」
『何?』
「これから、どうする?少年って…狂気心と呼ばれる物なの。切り離すには、殺さなくちゃいけないらしくて…」
俺は姉さんから、狂気心について教えてもらった。
『俺は…俺達を裏切るであろう父さんを、爆 殺しに行く』
「そうなのね…私は、違う事をしたいの。だから…お別れね、A兼…殺戮皇子」
『あぁ、マタナ』
父を爆殺する為、姉さんと別れた。
『(姉さん、どうか死なない様に…)』
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作者名：透 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/02b71222995/
作成日時：2021年6月4日 0時
