【d!】家出した幼い少女の心は (ページ25)

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25話ページ25

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『ん〜、次はね…エーミールさんで』

em「！はいっ！」

エーミールさんは口いっぱいにご飯を放り込んでいて、まるでリスだった。

…見かけによらず、こんなことをするんだな…。

『エミさん、はどう？結構そう呼ばれているかな、って思うんだけど…』

em「確かにそう呼ばれることが多いなぁ…別にええで！」

『(あれ、敬語外れてる…)』

珍しいなぁ。

大体エミさんは敬語、だけど今は皆と同様に関西弁。

『次、ショッピさんとチーノさん、二人同時でいいかな？同じ呼び方なんだけど…』

shp「別にええでー」

ci「どんなあだ名なん？」

『ショッピくんとチーノくん。くん付けだけだけど…』

二人もあだ名で考えたかったけど、思いつかなかった。

shp「結構くん付け多いから、しっくりくるわ」

ci「俺はー…エミさんが多いかな？あとは呼び捨てとか」

em「確かに…よくチーノくんって呼ぶもんなぁ」

エミさんはさん付けが多い気がするけど、チーノくんは違うんだ。

…多分、二人に対してはくん付けな気がする。

『あとは…ロボロさん、ゾムさんかな』

rb「せやなー。ここにいないメンバーも含めたら、後四人居んで」

zm「遅いなぁオスマンにひとらん…ぺ神と兄さんは分かってんねんけど…」

『えっと、あだ名言っても…？』

rb.zm「あぁすまん、ええで」

いない方々の話をしたから、言うタイミングを失ってしまっていた。

『さん付けを外しただけ…なんだけど…ロボロとゾム、かなって…』

rb「それだけでもええよ。何か親しくなったみたいやん？」

zm「"家族"なんやからな！」

『！…だよね！』

さん付けを外しただけなのに、二人は笑顔で言ってくれた。

後の四人…帰ってきたら、あだ名の許可を貰って…かな。

私達は色々な会話を交えながら、楽しく朝食を食べ進めた。

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