【d!】家出した幼い少女の心は (ページ7)

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7話ページ7

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グルッペンさんはベランダへの扉をガチャッと開けた。

？「ん？あ、グルちゃんにトン氏。それに…拾って来た可愛い女の子やん」

？「どうしたんすか？こんなとこに来て」

gr「大先生にショッピ。Aが目を覚ましたから、紹介に来たんだ」

？「成る程なー」

青髪で、前髪で青い瞳の片目を隠し、眼鏡を掛けている男性と、茶髪で紫の瞳の男性が煙草を吸っていた。

ut「俺は鬱･大先生やで。よろしくなAちゃん」

shp「俺はショッピっす。よろしく、A」

『うあっ…わ、私はA…です…よ、よろしくお願い、します…』

お母さんとお父さんが煙草を吸っていた所為か、二人が両親に重なり、恐怖意識が湧いてしまった。

鬱さんとショッピさんは悪くないのに…

ut「だ、大丈夫か…？」

shp「顔が怯えてるっすけど…」

gr「…成る程な。……A、二人はAの両親のような人達じゃない。比べ物にならないくらい優しいんだ」

グルッペンさんは私の気持ちを察して、頭を撫でながら言った。

すると私はどんどん落ち着いてきて、鬱さんとショッピさんから両親の面影が無くなってきた。

『…す、すみません、でした…両親と、重なってしまって…』

ut「煙草吸っとる姿か。…こっちこそごめんな、Aちゃん」

shp「Aの前では出来るだけ吸わないんで」

『いや…吸ってて大丈夫です！お気になさらず！』

ut.shp「お、おう… / そ、そうっすか…」

私は二人にニコッと笑った。

すると二人は目を丸くして、ほんのりと顔を赤く染めた。

gr「ククク…やっぱりか」

tn「仲間やなお前ら」

ut「お、マジで？でもこれは…」

shp「ガチ癒しっすね、堪らないっす」

えーっと…？

二人はグルッペンさんとトントンさんと、そしてロボロさんとゾムさんと同志…でいいのかな…？

『(何の話か分からない…けども)』

gr「そういえば、チーノはどうした？」

ut「まだ仕事してんで。ボーナス減らされるー、って言っとったわ」

tn「www 成る程なw」

shp「少ししたら休憩入るらしいんで、そこら辺探したらいるんじゃないすかね？」

gr「分かった。ありがとう」

グルッペンさんとトントンさんはベランダから出ていった。

『それでは、お邪魔しました…』

ut「おん。また話そうな」

shp「いつでも待ってるっすからね」

『はい…！』

私はグルッペンさんとトントンさんを追いかけた。

…やっぱり、安心出来る。

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