【名前変換オリジナル】病んでる女子高生はコイに落ちる (ページ10)

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あの日からずっと、2つの事を考えるようになった。

それは、“復讐”と“恋”だった。

私は今まで郡を抜いて、色々と出来ていた。

けれど、虐めの所為で…虐待の所為で…出来ない状態に落とされた。

そんな時にひなた君と奇跡の出会いをして、初めて恋をした気がする。

だから考える様になった。

次第に“ひなた君が好き”って、自覚して行ったんだけど…。

「ひなた君!ずっと前から好きでした!付き合って下さい!」

ひなた君の教室の前を通った時、皆の前で告白を見た。

『…』

あーあ、結構可愛い子に告白されてる。

断らないだろうな…。

嫌な気持ちになって来た。

『(取られそうで怖い)』

私は教室の前を急いで通り過ぎた。

いつも通り、授業終了まで虐めが続いた。

『(今日は何だか落ち着かない…)』

ずっとソワソワしている。

「あ!A先輩!」

扉を開けて、飛び込んで来る。

『ひなた君…』

「…浮かない顔してどうしたっすか?」

ひなた君は、私の隣に座り込む。

『今日さ…ひなた君が告白されてるの、見ちゃってさ…っ』

涙が込み上げて来る。

「そうなんすか…でも、先輩。俺は…」

そんな時、下校時刻のチャイムが鳴った。

『ごめん、帰るね。バイバイ』

これ以上聞くのが辛くなって、家にダッシュで帰った。

何を言おうとしたのか、ちゃんと聞けなかったな。

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