【名前変換オリジナル】病んでる女子高生はコイに落ちる (ページ5)

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次の日__

今日は1・2時限目に、技術・家庭科の授業がある。

調理の授業だった気がする。

今回は“限られた種類・量の材料を使って、自由に作る”というものだった。

先生達で勝手に決められたグループの中に、ギャルとヤンキーが入っていた。

悪意しかない。

「白金と一緒～?嫌だ～」

「俺もなんだけど…邪魔くせぇなぁ」

『す、すみません…』

順番は好きに決めて良いらしい。

「白金最初にやって～。はいこれ、包丁」

『ありがと…いっ…』

包丁を受け取ろうとしたら、わざと指を刃先でかすらせられた。

「ごめんね～ミスっちゃったぁ」

『〜〜〜っ…』

血がポタポタと床に落ちる。

意外にも深かった様で、止血しようにも時間がかかっている。

「あーあ、床汚しちゃってるじゃん」

「ちゃんと掃除しろよ〜?w」

2人は私を嘲笑った。

それを聞いていた周りの人達からも、笑い声が聞こえて来る。

『(嫌だ…嫌だ…)』

私は涙を流していて、心の中ではずっと“嫌”と呟いていた。

今日の授業が全て終わり、帰る準備をしていた。

あの後、保健室に行かなかった。

この学校は、全員私を嫌っている。

助けを求めたって誰も手を伸ばさない。

伸ばしてくれない。

『死のうかな』

泣きながら出た答えは、やっぱ飛び降りる事。

痛いお腹を押さえ、屋上に向かった。

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