【オリジナル】復讐に燃える殺し屋の少女Ⅱ (ページ3)

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3話ページ3

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ピーンポーン…私がまだ食べているとき、インターホンが鳴った。

朝っぱらから来るのは陵…だと思ったが、お母さんの様子がおかしい。

『どうしたの、お母さん。陵じゃないの？』

「違うのよね…なんでうちに警察が来ているのかしら…」

私はドクンと心臓が鳴った、「へぇ」と適当に返事して食べ進める。

その間にお母さんは玄関に向かい、扉を開けた。

「…おはよう御座います。朝からすみません」

「いえいえ、おはよう御座います。警察さんも朝から大変ですね…うちに何のご用で…？」

最後に牛乳を流し込み、流し台に皿を運びながら、耳を澄ませて話を聞く。

「実は真夜中、＿＿通りである男性が殺害されまして…何か情報があればと」

「＿＿通りですって？ここの近くじゃない…。…すみません、私も娘もその時間帯は寝ているんです…なので何も分からないですね…」

「そうでしたか…分かりました、ありがとう御座います」

そう言って警察はニコッと笑い、お辞儀して去っていった。

お母さんは「殺人事件だなんて怖いわねぇ…」と呟きながらキッチンに戻ってくる。

洗面台にて私は歯を磨き、うがいして済ませる。

「今度こそ陵くんが来ちゃうわよ〜」

『はーい！』

急いで部屋へ戻って鞄を持ち、リビングに戻る。

するとピーンポーンとインターホンが鳴り、私は靴を履いて扉を開けた。

「おわっ、準備中じゃなかったのかよ」

『第一声それ酷いな、おはよ陵。私だって早いときあります〜』

「はいはい、そうかよ。おはよ雛」

私より遥かに背が高い陵、いつも見上げてる感じになるからちょっと腹立つ。

まぁ頼り甲斐あるしいいかな、そう思って私はお母さんに「いってきまーす！」と言って家を出た。

「あっ雛！お弁当忘れてるわよ！」

『えあ、あっ、ほんとじゃん！』

慌てて鞄の中を確認して無いことに気付き、その様子を見て腹を抱えて笑う陵。

お母さんにお弁当を受け取り、鞄の中へ入れる。

『ありがとお母さん！今度こそ行ってきます！』

「おばさん行ってきまーす」

「は〜い、いってらっしゃい二人共」

見送られながら、私達は通学路を歩き始めた。

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