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#4【一条 凛斗】 ページ9
朝、学校に着くと一目散に
翡翠くんの教室に向かった。
何分か待っていると、翡翠くんが
教室に入ってきた。
俺はその姿を見届けると走って自分の教室に帰っていった。
翡翠くんの方は見なかったから、どんな顔をしていたのか
何を言っていたのかは分からなかった。
放課後＿＿
俺が靴箱を見ると、一つの手紙が入っていた。
ラブレターかと思ったが、違うと思い、
名前を確認すると翡翠くんだった。
内容は放課後に昨日いた空き教室に来てということだった。
俺は行くか、迷ったが
もしいかなくてずっと待たせたら悪いと思い、行くことにした。
空き教室に行くと、翡翠くんが一番後ろの席に座って
外の景色を眺めていた。
俺は見惚れていたが、慌てて気を取り直し
『翡翠くん…』
と声をかけた。
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作者名：如月透・柊夜 | 作成日時：2023年5月24日 21時
